Leica mini(ライカミニ)のフィルム実写レビューその2
ライカのプラカメで味わうシャープなエルマーレンズ
使用フィルム:Kodak ColorPlus200
Nikon ES-2でデジタイズ後、Lightroom+Negative Lab Proで書き出し
カメラ外観レビューは以下
【ライカミニ】LEICA mini 外観レビュー
前回の実写レビューではISO400フィルムを使ったことで大半が絞り込んだ写真となりました。それはそれで満足のいく結果でしたが、
今回は搭載レンズ『Elmar35mm F3.5』の絞り開放のボケ味も確かめる目的でISO200の低感度フィルムで撮ってみました。
露出設定はカメラ任せのプログラムAEなので実際の絞り値は不明ですが、開放寄りと思われるカットには周辺光量落ちが比較的出ているように見えます。
コントラストは安定しておりカッチリとした描写ですね。レンズ前面に固定されたUVaフィルターの効果もあるのではないでしょうか。
ファインダーの視認性も良好で使いやすいカメラですが、レリーズタイムラグがちょっと気になることがありましたね。
シャッター半押しでAFロック⇒全押しでフォーカス作動&シャッター開閉となり、
ココと思った瞬間にシャッターを押しても「ウィ~ン、カシャ」と言った感じのワンテンポ遅れた動作で速写性は高くありません。後は起動時のレンズ沈胴動作ものんびりしてます。
まあライカミニだけでなくこの時代のAFコンパクト機は大体こんなものなんですけどね。
AF精度は良好で完全なピントの中抜けなどはありませんでした。
AFロックも正確に機能しているようですし90年代初頭のAFコンパクト機として信頼性の高い精度ですね。
35mm F3.5のスペック的に過度な期待は野暮でしょうけど、後ボケは特に優れているようには見えません。
ボケ感を出したいなら前ボケを狙う方が効果的かも知れません。
まとめ
久しぶりにライカミニでフィルム撮影してみた感想としてはやはりレンズが良いですね。
搭載レンズ『Elmar35mm F3.5』は遠景から近距離まで抜かりのない描写性能でバシッと写る。外観がチープなプラカメ層では非常に優秀だと思います。
また使用フィルムについては個人的な体感だとISO400の方が使いやすいですね。
今回はボケ味を見たくて低感度フィルムを選んでみましたが露出不足で手ブレ警告のランプが点滅するシーンが何度かありました。
一応、内蔵ストロボはあるのでストロボ直射光の写りが嫌いでなければ露出不足の対策は可能です。
当ブログの初レビュー時から目立った高騰もしていないようですし、しっかり動作確認が出来ている個体なら今から購入しても悪くない選択だと思いますね。
以上【LEICA mini(ライカミニ)】のフィルム実写レビューでした。
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