マウントアダプター【TECHART LM-A7】の小ネタ。
以下は、以前にレビュー記事にしたLM-EA7の使用方法の補足になるかならない程度の小ネタです。
海外では呼称が違う
日本ではモデル名の「LM-EA7」で定着しているが
海外サイトなどを見て回ると「Techart PRO」か、略して「TAP」の愛称でやり取りされていることが圧倒的に多い。
まぁ、だから何だって話ですがそれだけです笑
マウントのネジが緩むことがあるかも
LM-EA7に重いレンズを取り付けてガンガン使っていると、知らぬ間にマウント側の固定ネジが緩んでいたと言う報告が少なからずある模様。
放置すればマウントの精度が狂ったり、動作不良に陥る懸念がある。
たまには精密ドライバーで緩みがないか確認するのをオススメする。ねじロックなどの緩み止め剤を使うのも有効だろうが、改造行為に当るのでメーカー保証期間を過ぎてからの方がいいでしょうね。
私は気が向いた時に使う程度なので今のところネジの緩みは発生していない。
遠景でピントが合いづらい場合は
装着レンズによっては遠景のAF精度が不安定になることがある。これは自分がハズレ個体を引いてしまったのかと思ったら、同じ報告を見かけたので仕様みたいなものかも知れない。
そのような場合の対策としてはフォーカスモードを「AF-C」にして撮影すれば、完全ではないが多少は歩留まりが向上する。
かと思えば、違う日にはAF-Sでも普通に遠景に合焦したりするのでよく分らない状態。ただ近接時のAF精度は常に抜群で快適です。
EXIFのレンズ名はデタラメ
LM-EA7で撮影した画像のEXIF情報には実際に存在しない「DT 40mm F2.8 SAM」のレンズ名が記録されている。
SIGMA MC-11も恐らくそうだが、この類のスマートアダプターの多くが、
SONY純正「LA-EA3」の <Aマウントレンズ⇒Eマウントボディ> のアルゴリズムをエミュレートしている。
なので装着レンズをAマウントに偽装してボディに認識させる為のダミーのレンズ名が必要になると言うこと。
類似品がある
LM-EA7の登場後、しばらくしてアメリカのカメラアクセサリーメーカー【Fotodiox】から「Fotodiox Pro Pronto」なるアダプターが販売されていた。
似たコンセプトのオリジナル製品かと思えば、ゲームの2Pカラーばりの酷似っぷり。真鍮色のマウント部はなんとも好みが分かれそうだ。
細部もまんま一緒なので、さてはTECHARTからのOEM製品だなと思いきや、全く無許可で販売されているらしい…つまりはコピー製品。
さらにヒドイのは内部のソフトまでコピーしているのでLM-EA7専用のアプリからファームウェアのアップデートが出来るらしいw Bluetoothのデバイス名もLM-EA7で表示されるとか。
youtubeに両製品の比較動画もありました。
TechartがFotodioxに対して何らかの行動を起こしたのかは不明だが、既に発売から数年経っています。
Prontoは安さが魅力らしいが、日本から注文するとLM-EA7と対して変わらない価格になるので、あえてコレを選ぶ理由は乏しい(LM-EA7は日本代理店の焦点工房や購入店のアフターサポートも受けやすい)
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