フルサイズミラーレス一眼「SONY α7III」に「SIGMA MC-11+Canon EF200mm F2.8L II USM」を装着して撮影した写真を少しアップ。
お手軽 大口径・望遠単焦点Lレンズ
「Canon EF200mm F2.8L II USM」は発売が1996年と20年以上現行品としてラインアップされているロングセラーレンズです。同一のレンズ構成であるI型は1991年の発売。
CANON公式HP 【EF200mm F2.8L II USM】
フィルム⇒デジタル転換期を経験した古参レンズで流通期間が長く、
中古品は新品の半額程度で入手できます。私の購入金額は4万円ちょいくらい。オプションの三脚座も付いてました。
この価格でニーニッパが手に入るならかなりお買い得なのではと思いますね。
光学性能は秀逸で今でも余裕で通用します。単焦点なので70-200mm F2.8より小型軽量で扱いやすく威圧感のある白レンズが苦手なので黒い鏡胴なのも気に入った。
しかし円形絞りでないこと、防塵・防滴非対応、コーティング性能などに古さがありLレンズとしては全体スペックの物足りなさを感じます。
なかなか新型が発売されない辺り望遠単焦点の需要の低下が原因でしょうね。
いくら高性能でも単焦点のF2.8では訴求力が乏しく、買うならF2.8ズームを選ぶユーザーが多いのも分かります。
EF200mm F2.8L II USM 実写作例
ほぼ最短距離1.5mの開放撮影
被写界深度の浅さは相当なもので体の微妙な前後の動きでもピンボケを量産します。
このレンズは手ブレ補正が内蔵されていないことも人気がイマイチな理由だと思いますが、α7IIIで使用時はボディ内手ブレ補正の恩恵があるので非常に頼りになります。
円形絞り仕様ではありませんので、絞り込むにつれて玉ボケに角つきが出始めます。玉ボケの形を重視したいのならF4程度が限界かと。
上の写真はレンズフードなし、ほぼ逆光で強いフレアが出ていました。
RAW現像でなんとかリカバリー出来ましたが、逆光耐性に関しては設計の古さを感じるかもしれません。まあ文句言う前にフード付けろって話なんですがねw
α7IIIのサイレントシャッターは猫がカメラを気にせず、リラックスした状態で撮影できます。
前後のボケ味は自然で滑らかですね。主題を決めやすいレンズだと思います。
SIGMA MC-11の非対応レンズですがAF-C動作はスズメくらいなら難なく追従できます。
しかし「連続撮影:Lo(3コマ/秒)」のみAF追従可能で、それ以外の連写モードでは連写中のピントは1コマ目で固定されます。
ピント部を拡大。スズメの羽毛もバッチリ解像。
凛々しくキメ顔。どストレートに日の丸構図で撮ってみました。
MC-11非対応レンズの制約があるものの描写は流石のLレンズでお気に入りです。
Eマウント専用の望遠単焦点が登場しない限りは望遠のエースとして活躍してもらいます。
以上、SONY α7III×Canon EF200mm F2.8L II USM ちょい作例でした。
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