2019年4月の大型アップデートでα7III(Ver.3.0)に追加された目玉機能の一つ「動物瞳AF」の性能を試すべく、猫撮りで実践。
猫撮りが捗る新機能
基本的な動物瞳AFの設定等は公式ガイドを参照して頂くとして、
SONY α7III:動物の瞳にピントを合わせて撮影するには
今回、確かめたかったのは「SIGMA MC-11+非対応レンズ」で実用レベルの動物瞳AFが作動するか。と言うこと。
使用レンズは、α7IIの時から猫撮りに重宝している「Canon EF200mm F2.8L II USM」です。ついでに純正の「Sonnar T*FE55mm F1.8 ZA」も少し。
おおよそ以下の設定で撮影しました。
フォーカス:「AF-C+ゾーン」
連続撮影Lo:約3コマ/秒
シャッター:サイレント撮影
MC-11で非対応レンズを装着した場合、AF-C 連写中は「連続撮影Lo:約3コマ/秒」のみAF追従可能と言う制約があるものの、私がよく行く猫スポットはのんびりした猫が多いので致命的なデメリットとはなりません。
座る岩にこだわりがありそうな三毛猫。
片目でジロリ。強者の面構え。ちゃんと両目が開く子ですよ。
瞳AF枠がリアルタイムで出ている感じは、YouTubeなんかで確認して頂ければ。
「動物瞳AF」よりも「animal eye af」で検索した方がレビュー動画が多いです。
この子はモフりOKの気の良いニャンコでした。
この一枚だけ純正レンズの「FE 55mm F1.8 ZA」です。
警戒しているような顔付きですが足元でゴロゴロしている最中。
鼻先ではなく、バッチリ瞳部分にピントが来ている。
今回は55mmと200mmなので平等な比較は出来ないが、純正レンズの方が精度、速度などレスポンスが良いように感じた。
前にヤシコンプラナー50mmで撮ったニャンコの再登場です。
ピントは鼻筋辺りでほんの気持ち前ピン。これでも全く問題ないですけどね。
もしこれが絞り込み時のフォーカスシフト(焦点移動)であればレンズ固有の特性となるが、もう少し検証が必要になりそう。
これが最も動きのある写真。同じ柄の兄弟猫がじゃれ合っているところ。
黒い毛並みは瞳検出しないことがあり、この場合も瞳AFは作動していなったはず。しかし「ゾーン」で指定したAF枠は顔部分を捉えて追従し続けてくれました。
まとめ
結果は、もう最高です。MC-11+非対応レンズでも完全実用レベルでストレスなく撮影出来ました。α7III発売から1年後にアップデート実施してくれたSONYに感謝。
感触として、今まで撮れなかった瞬間が撮れた。と言うより失敗写真の激減に効果絶大だった。
この日撮影した内、瞳AFが作動したもので明らかなピンズレは1割以下。
主観ではあるが基本的なAF性能自体も底上げされているような感覚さえあった。
フォーカスエリアは「ゾーン」でスムーズにピントが合い「フレシキブルスポット」での細かいAF枠選択の必要は感じなかったし、瞳を検出した後に多少カメラを振っても画面周辺までかなりイイ感じに追従し続ける。
また寝ている猫でも瞳AFに反応し、瞳孔の大きさで精度が左右されることもなさそうです。
まぁ今回は大人しい猫たちだったので満足の行く結果になったと言うのもあるでしょうね。もっと動きのあるシーンでは純正レンズが必要になるはず。
しかし、これだけ便利だとMFオールドレンズでの猫撮りはもう考えられないかも知れませんね。ただ、ひとつ言いたいけど、猫写真は瞳以外にもピントを合わせるポイントはいくつもあるけどね。肉球はもちろん後頭部なんかカワイイですよ笑
機会があればLM-EA7でも試してみたいです。あと奈良公園のシカでも試してみたいね。
以上、α7IIIの動物瞳AF実写レビューでした。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B07B49TM91″ title=”ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 III ボディ ILCE-7M3″ search=”4548736079625″] [wpap service=”with” type=”detail” id=”B0000AY2J4″ title=”Canon 単焦点望遠レンズ EF200mm F2.8 II USM フルサイズ対応” search=”4960999213767″] [wpap service=”with” type=”detail” id=”4777811417″ title=”ネコと歩けば” search=”9784777811410″]
コメントを残す