レンズベビーのユニークなエフェクト切替えレンズ【Trio28/28mm F3.5】の実写レビュー
Trio28で新たな視点を切り撮る
ボディ:SONY α7III Adobe LightroomでRAW現像
初めに作例は3つの搭載レンズ「Sweet / Twist / Velvet」の内「Sweet」がほとんどです。なかなか使いこなせません笑
レンズ外観レビューは以下リンク
【3WAYレンズ】Lensbaby Trio28 外観レビュー
解像するのは中心部のみで周辺は放射状に流れる。四隅のケラレは保護フィルター(Kenko PRO1D)を装着していたためです。
Twistのグルグルボケ。近接するほどグルグルは強くなりますが撮影時のテンションに任せると後でやり過ぎた~ってなるかも笑
通常のレンズだとしばらく使い続けていれば、ここからだとこんな風に切り撮れるな。と言うおおよその感覚が身に付いてくるが
Trio28に至ってはレンズを向けるまで全くと言っていいほど予測がつかない。じゃじゃ馬レンズと言う呼び方でも足りないくらい。
これもフィルター枠のケラレありですがレンズのクセがそれを上回るので別に台無しになるってことはないと思います。
フィルターなしだとレンズ切り替え時の指掛かりがイマイチなんですよね。
今回一番のお気に入り。Sweetはこの距離感で街並みを撮るとイイ感じ。周辺に玉ボケが出るのも面白い。Twistだともうグルグルボケは出ない距離です。
あれこれ参考にしているレンズベビー公式HPの作例は素晴らしい写真ばかりで、特にTrio28は外国の街並みと相性バツグン。反対にアジア的な風景はあまりパッとしないかもしれません…センスや先入観もあるだろうけど。
Lensababy.com【Jim Nix Trio28 Images & Review】
見下ろす場所からだとシフトレンズのような雰囲気も出る。得意とするシチュエーションは街灯りが出る夕景~夜景で上下の写真も日没直後の時間帯
ところで上リンク先の公式ブログ内でTrio28を “right brain lens”(右脳レンズ)と呼んでいたことが非常に的確で納得でした。
今までの撮影セオリーが通用しない超フィーリングなレンズで、狙って撮りに行くほど手ごたえが薄い。
冬のイルミネーションに好機と見て持ち出してみた時は信じられない位に結果散々でした笑
焦点距離は広角の28mmなんだけど撮ってる時はさほど意識することはない。F3.5固定の絞りは不便を感じることはなく、仮にあっても撮影テンポが悪くなると思う。
肩ひじ張って撮るレンズではないので、もっと小さいボディで気軽に撮りたいものですがこのレンズの旨味は画面周辺のクセのある描写。フルサイズより小さいフォーマットだと周辺がクロップされて個性がスポイルされてしまう。
ソフトフォーカスのVelvetで撮ってみましたがイマイチ効果が分かりませんね。おそらく通常のレンズと同じく被写体にしっかりピントを合わせたのが原因ではないかなと。
Velvetの場合はあえてピントを外してソフト効果をたっぷりと出してやれば良かったと思いますね。いつも撮り終えた後で気付くんだよなぁ~
Sweetの使い心地が良すぎて他のレンズの出番が…
長時間露光で車両の光跡も試してみましたが、あまり見栄えしませんでした。車は動きを止めた方がミニチュア感が出て面白いです。
まとめ
レンズベビーTrio28を持ち出す際はレンズは『この1本だけ』にすることを強くオススメします。実体験ですが他のレンズがあると、これ一辺倒か全く使わないかの両極になるので笑
写真の撮り方にマンネリを感じたらこのレンズだけで撮りに出かけてみるとイイですよ。今までアレコレ気にしていたことが何て些細なことだったんだろうと気分がリフレッシュされます。Trio28の前ではピントの等倍確認なんてほぼ無意味となる笑
後はRAW現像はガッツリ処理した方がイイですね。忠実再現とは真逆のレンズなんで自分のイメージが最優先。
以上Lensbaby Trio28の実写レビューでした。
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