改造したプロジェクターレンズで撮影したバブルボケの実写レビュー。
2本のバブルボケレンズを使用
ボディ:SONY α6300
使用レンズ:
・ELMO 75mm F2.5
・EIKO 100mm F3
Adobe LightroomでRAW現像
改造プロジェクターレンズの外観レビューはこちら
【プロジェクターレンズを改造して遊ぼう】
ELMO PROJECTION LENS 75mm F2.5
今回はフルサイズではなくAPS-C機で撮影しました。やはりバブルボケを強調したい場合は周辺をカットして、玉ボケの形が整うイメージサークル中心を使った方がイイです。
まぁフルサイズ機でもクロップモードがあるし、後でトリミングするなど手段はありますが機材を軽くしたい目的もあったので。
ELMO75mmはAPS-Cだと換算100mm程度の使いやすい中望遠になります。
撮影時のクリエイティブスタイルは高コントラストの「クリア」に設定しシャープネスも最大に。これでバブルボケがより明瞭になり撮影し易くなります。
背面液晶やEVFで設定がリアルタイム確認出来るミラーレスならではの利点。
改造に用いたヘリコイドアダプターは繰り出し量が多いのでマクロ撮影もこなせる。
ソフトフォーカスな柔らかく優しい描写。
ELMO75mmのもう一つの魅力がこのド派手に出る色鮮やかなゴースト。貧弱なレンズコーティングのおかげで大した逆光でもないのにもう出るわ出るわ。これを活かさない方が野暮ってもんです。
しかし、こう言うレンズ使ってるとピント面のシャープさなんて、どうでも良くなってくるなぁ…
次は「EIKO100mm F3」です。
EIKO Optical 100mm F3
35mm換算で150mmの望遠 より被写体を大きく写したい場合に使いました。
ELMO75mmと撮り比べた印象ではEIKO100mmの方が、
・バブルボケのスウィートスポットが狭い
・条件が揃った時のバブルボケはこちらが上
・多少逆光に強くコントラストが高め
この2本以外のプロジェクターレンズも含めてバブルボケのスウィートスポットは『焦点距離が長いほど狭くなる』傾向だった。
とは言えELMO75mmも不得意な撮影距離があるので状況に寄りけりでしょうかね。まぁフルサイズで使うならEIKO100mmを選びます。
やたらと人馴れしたカラスがいました。モデルになってくれる分にはカワイイかも。
やはり最も簡単にバブルボケを出すならLEDライト。冬のイルミネーション撮影が絶好のシチュエーションでしょうね。
まとめ
写真用レンズと比べるとアレなんですが、予想よりもまともに写ってくれて、絞り開放オンリーなのもバブルボケを求めるだけなら全く問題はない。
プロジェクターレンズの改造は比較的簡単で安価に作れることが最大のメリット。
相場高騰したTrioplanのようなバブルボケレンズより遥かに懐に優しく愛着も湧きます。
シーンを選ぶクセ玉なので常用レンズとはいきませんが、普通に飽きた時にこそ楽しめそうです。
以上、改造プロジェクターレンズの実写レビューでした。
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