【ライカ】Leica SUMMICRON-R 50mm F2 Type II 外観レビュー

ライカRマウントの標準単焦点【Leica SUMMICRON-R 50mm F2】の外観レビュー

 

手頃にライカを体験できる一眼レフ用ズミクロン

Leicaレンズで最もポピュラーと言えるSUMMICRON 50mmはM型、R型問わずに「まずはこれから」と言われるほどの標準レンズ。

今回レビューするのは「Leica SUMMICRON-R 50mm F2(Rカム)」です。

LEICA SUMMICRON-R 50mm F2

このモデルはライカR3以降に製造された「Type II」とか「第二世代」って呼ばれているモデルです。Type Iはピントリングから先が細くて全体的にコンパクト(でもズッシリ重い)なデザインです。

製造国は「Made in CANADA」で社名がエルンスト・ライツ社だった頃に製造されたものでしょうね。この後はスペック、デザインを踏襲してGermany製となり最終のROMタイプまで製造された。

このレンズを入手した経緯は「あ~ズミクロン欲しい…」ではなく、

中古レンズ物色中に「お!この値段ならどう転んでも損はないな」って感じで入手したので、実を言えば思い入れは少ないのです笑

現にもう私の手元にはありません。手放した理由を簡単に言えば《使用頻度の低さ》です。いいレンズなのは間違いないのだが、

「より大口径の標準レンズを差し置いてズミクロンを持ち出すか?」

と言う自問の末に売却決意。

一応、外観レビューではシリアルナンバーを隠しています。

マウントライカR
レンズ構成4群6枚
絞り枚数6枚
最短撮影距離0.5m
フィルター径55mm
全長×最大径41×66mm
重量290g

LEICA SUMMICRON-R 50mm F2

レンズ構成は標準レンズとしてオーソドックスな4群6枚ダブルガウス型

製造工程について昔のライカムック本に興味深いこと書かれており、

・設計「ドイツ ウェツラー工場」
・レンズ研磨「日本ミノルタ工場」
・組み立て&最終検査「ライツ カナダ工場」

と複数の工場で製造分担しているとか。コスト削減による策らしいが信憑性は定かではない。

この時期のライカは経営難の暗黒期でカメラ事業存続の為に非常に苦労していたようです。

当時、業務提携を結んでいたミノルタからの影響は大きく一眼レフボディのライカR3はミノルタXE、R4~R7まではミノルタXDがベース、他に何本かのRレンズの設計も担っていたと言われる。

広角レンズの「ELMARIT-R 24mm F2.8」と「W.ROKKOR 24mm F2.8」が兄弟レンズとも言うべき関係なのは有名。

 

レンズ外観

LEICA SUMMICRON-R 50mm F2SONY α7IIIにマウントアダプターを介して装着

シブい。いかにもよく写りそうな見た目でα7IIIともマッチする。

それはそうと、デカいですよね…? F1.4の大口径なら納得だが、F2でこのサイズは賛否が分かれそうな。いや、カッコイイけどね。ライカだからOK?

LEICA SUMMICRON-R 50mm F2愛用の「CONTAX Planar T*50mm F1.4」と並べるとこんな感じ。
わずかにズミクロンの方が大きい。

重量もズミクロンは「290g」プラナーが「275g」とこれまたズミクロンの方が重い。実はType Iは「310g」もあってこれでも軽量化したようです。

ピントリングの操作性は幅広のラバーグリップがあるプラナーの方が良好。

LEICA SUMMICRON-R 50mm F2前玉を比べると口径差が顕著。2本共にフィルター径は「55mm」です。

ズミクロンは前玉が多少奥まっているので、不意に指が触れることは少ない。とは言え一応、保護フィルターは付けて撮ります。

LEICA SUMMICRON-R 50mm F2絞り羽根は「6枚」で角の緩い六角形になる。画像はF4の絞り形状。

レンズコーティングはオールドライカらしいパープル系が特徴なのだが、ライツカナダのレンズコーティングはアンバー系のものが多いとの情報がある。実際の性能差は不明。

LEICA SUMMICRON-R 50mm F2絞りリングには中間クリックあり。最短撮影距離は「0.5m」と少し物足りなさがある。

鏡胴が大きいのだから、せめて一般的な0.45mにして欲しかった。まぁMレンズと比べたら寄れるには違いない。

ピントリングの回転角は国産の同スペックレンズと比べると随分広い。
良く言えば製造コストが掛けられている、緻密なピントの追い込みが出来る。

悪く言えば速写性に欠け、使い続けていると指が疲れる。

LEICA SUMMICRON-R 50mm F2数あるRレンズはType II辺りから内蔵式のレンズフードを積極的に採用している。このズミクロン50mmにもフードが内蔵されており上の収納状態から…

LEICA SUMMICRON-R 50mm F2こんな感じにちょこっとだけ伸びます。撮影前にこのフードをシュッと出す作法がクセになる。フードのロック機構はありません。

肝心の遮光効果については「無いよりマシ」程度です笑 とは言え、どのメーカーも内蔵式フードなんてこんなモンかと。しっかり遮光対策するなら汎用のねじ込み式のフードなどを用意した方が賢明。

LEICA SUMMICRON-R 50mm F2マウント部から。重量のあるRレンズを支える堅牢な作り。

Rレンズはボディに絞り値を伝える“カム”と言う部品がマウント面に備えられています。時代によって1~3カム、Rカム、ROMと様々な仕様がある。

この個体は「Rカム」でライカR3~R9で正常使用できる。R3以前のライカフレックスでは絞り込み測光の機能制限が出る。

Rボディで使用するならカム仕様の事前確認は必須だが、ミラーレスでならアダプターでフランジバックを合わせるだけなので全てのカムで問題なく使用できる。

LEICA SUMMICRON-R 50mm F2外観の細かな特徴としてレンズ取付指標の赤マルが二つあること。

これがどういった利点があるのか想像が付かないが、一つ注意点として上側の突起状の赤マルは接着剤の経年劣化により欠損している個体もよく見かけるので要チェック。

 

まとめ

SUMMICRON-R 50mm F2は「ライカ ズミクロン」としては格安なのに、数多ある「一眼レフ用の50mmF2」では最高級。やっぱりライカブランドと言うのは特別なんだと実感しますね。

実写レビューも後ほど記事にしますが、描写性能については今となっては驚くような物ではありませんが、安定感のある堅実な写りです。

ビルドクオリティは間違いなくライカレンズで所有欲は高く、一度試してみる価値はあると思います。

以上「Leica SUMMICRON-R 50mm F2 Type II」の外観レビューでした。

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