オリンパスのマクロレンズ【OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2】の実写レビュー。
OM ZUIKO MACRO 90mm F2 作例
ボディ:SONY α7III
Adobe LightroomでRAW現像。レンズ補正なし
ピントのピークが掴みやすく、MF操作が楽しいレンズです。
開放F2はトロトロのボケ味。絞ってよりシャープにしたい時もあるが、開放でないとこのボケ味は出せない。
マクロと言えば虫撮りも定番。
ピント部拡大。昆虫もポートレートと同じ瞳(複眼)にピントを合わせるのが基本ですが、これはサッと撮ったので背中にピントが来てますね。
2枚目はじっくりピントを追い込んで…と思ったら「トンボ!トンボ!」と現れたキッズに驚いて飛んでった笑
まぁまぁ、公園だし子供がいるのは当たり前。オールドレンズでゆったり撮影するなら気持ちもおおらかにね。
このレンズの色のりは誇張なくナチュラルで彼岸花を撮っても赤が色飽和することはありませんでした。
ピントリングの操作性が抜群なので小さなおしべもラクラク。
蜜を求めてヒラヒラ飛び回るアゲハチョウ。私のMFスキルでは絶望的な被写体です。
「これはムリ~」と思いつつ数打ちゃ当たるの連写で奇跡的にピントが合いました。
ほぼ最短距離0.4m近くで撮影。個人的にはハーフマクロでも必要十分です。
ピント部拡大。
地面近くにバッタを見つけました。ホント今となってはチルト液晶なしのマクロ撮影は考えられませんねぇ。
ライブビュー機能が登場する以前は地べたに寝そべったり、アングルファインダーなんかの工夫が必要でしたから、まぁ~ラクになったもんです。
中望遠は人馴れした猫撮りにも使いやすい画角。
最後は遠景。単焦点らしく隅までカリカリの解像度です。
まとめ
このレンズの個人的な評価は「現代レンズとオールドレンズのいいトコ取り」な描写だと感じています。解像とボケのバランスが絶妙。
強いて挙げるような不満もないので「SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS/SEL90M28G」が欲しいと思ったことはない。
EOSボディから使い続けている「Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM」はMC-11とα7IIIでもたまに使いますが、解像度は素晴らしいがボケが硬い印象。
ズイコーマクロ90mmは今回の作例にありませんが玉ボケは開放で口径食がそれなりに出ます。
逆光耐性は年代的には優秀ですがレンズフードはあった方が良い。
以上【OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2】の実写レビューでした。
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