SONY α7IIIと純正FEレンズで動物瞳AFを試してみました。
純正レンズでAF制限なし!
前の猫撮りレビューでは主に「MC-11+EFレンズ」で動作検証しましたが、今回はSONY純正の「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」で動物瞳AFを試してみました。
MC-11装着時の連写中のAF-Cは「連続撮影Lo:約3コマ/秒」のみ追従可でしたが、ネイティブEマウントレンズではα7IIIのAFパフォーマンスをフルに発揮出来ます。全く当たり前のことですがね。
Adobe LightroomでRAW現像 レンズ補正あり
この前は200mmの望遠で遠くからアップを狙えましたが、今回は55mmの標準画角。これで猫撮りとなると、手の届きそうな距離まで近づく必要があり簡単ではありません。猫さまのご機嫌次第と言った所ですね笑
猫カフェとか室内だとちょうどイイ画角だと思います。
カメラの方へトコトコ歩いてるところを連写した内の一枚。向かってくる被写体に対してのAF-Cはどうしても苦手傾向でジャスピン率は低い。
これも微ブレしているかも知れませんが、瞳にピントが合っているのが分かるかと。
このクセのない背景ボケは正に現代レンズっすね~。古典的なダブルガウス型とは明らかに毛色が違う。
しかしオールドレンズの収差ゆえの主張してくるボケもイイんですよね。いろいろ比べるのも楽しいし、要するに適材適所の一言なんですが。
このレンズはコントラストとシャープネスがとても高く、非常に優秀です。しかし猫の毛並みが硬そうに写るのが目に付くことも。RAW現像では若干軟調寄りに調整した。
なんじゃ?とカメラに寄ってきました。玉ボケがたくさん出るナイスな位置。
手前の鼻先はボケて奥の瞳にしっかりフォーカスが来ています。今まではピンポイントで瞳にフォーカスポイントを合わせないとダメでしたから、自動で瞳を検出してくれる瞳AFの威力は絶大。
なぜか両耳がさくら耳の老地域猫。表情がシブ過ぎる。
見かけよりも人懐っこく、ゴロゴロ足元まで来るので望遠レンズでは撮らせてくれません笑
やはり瞳検出の精度はかなり正確。
「動物瞳AF+サイレントシャッター+チルト液晶」が猫撮りに最強過ぎる。
眼を閉じても瞳AFの枠は消えることなく追従し続けます。フォーカスエリアは「ゾーン」で問題ありませんでした。
動物瞳AFの便利さに助けられながらも、それ一辺倒にならないよう他のアングルからも撮ってみました。
まとめ
MC-11+EFレンズでも十分実用レベルに達していましたが、純正レンズはさらに速度と精度が上がり最新機能の恩恵を実感する。
正直言ってFE 55mm F1.8 ZAの使用頻度は低く持て余し気味でしたが、ボディ側のアップデートによって活躍の機会が増えそうだ。売らなくて良かった。
希望としてはFEレンズで安価でコンパクトな200mm前後の単焦点が出れば最高なんですが、需要は少なそうですからね~
早くも銘玉になった「FE 135mm F1.8 GM」は猫撮りレンズに出せる価格じゃないっすわ笑
以上「Sonnar T*FE 55mm F1.8 ZA」の動物瞳AFレビューでした。
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