【望遠】TAMRON 135mm F2.5 (03B) 外観レビュー

TAMRON アダプトール2の望遠単焦点レンズ「135mm F2.5 (03B)」の外観レビュー

 

アダプトール2時代の望遠単焦点

tamron 135mm f2.5

タムロンと言えばズームレンズのイメージが強いが、MF時代には単焦点レンズも多く生産していた。

その中の安価な望遠単焦点としてラインアップされていたのが
【TAMRON 135mm F2.5 BBAR MC (03B)】です。

タムロンの135mmってのも意外ですが「F2.5」の少し珍しい開放値に目が行くはず。

この「F2.5」に差別化を見出したのか、F2.5の単焦点が数本ラインアップされていた。まぁ実用上でF2.8との違いを実感できるかは?ですが。CanonとPentaxも一時期同スペックレンズを生産していたが、あんまり意味ないと判断したのか結局F2.8に変更された。

かつては望遠レンズの入門として定番だった135mmも80年代に差し掛かる頃には実用的な望遠ズームの台頭や、フィルム感度の性能向上によって200mmクラスでも気軽に使えるようになったこともあり需要は低下。純正メーカーは135mmを作り続けたが、レンズメーカーはズーム主体にシフト。いつしか通好みのレンズとなった。

特にタムロンはこのレンズと同年にポートレートマクロ、初代タムキューこと「Tamron SP 90mm F2.5 (52B)」が発売と来ましたから、もう決定的です。

そんな中で販売されていた存在感の薄いレンズで中古市場の玉数は少ない。

マウントアダプトール2
レンズ構成4群4枚
絞り枚数8枚
最短撮影距離1.2m
フィルター径58mm
全長×最大径84mmx68mm
重量410g

タムロン公式HPはMF時代のレンズ情報もしっかり残しているのが素晴らしい。
TAMRON製品情報:アダプトール2マウントレンズ
TAMRON製品情報:135mm F2.5 (03B)

 

tamron 135mm f2.5

アダプトール2マウントの最大の特徴はアダプトール2を交換することで各メーカーのマウントに変換可能であること。

当時は「ボディマウントを変更してもレンズの買い直しは不要」と言うのが売りだった。

マウント交換システム自体はタムロン以外にもシグマ(YS)、トキナー(TX)など多数のレンズメーカーも採用していたが、改良を重ねて作られたアダプトール2が最も完成度が高い。ラインアップは幅広くメジャーなものからライカRやフジカAX、マミヤZE用さえあった模様。

その後のAF化には流石に対応出来ませんでしたが、シリーズ自体は2006年まで製造され非常に息の長い製品であった。

tamron 135mm f2.5

SONY α7IIIに装着した姿。アダプトール2は入手時に付いていたコンタックス/ヤシカ用を使用。

スペックの割にはコンパクトでレンズ先端からマウントまでムダのないシュッとしたモダンスタイル。金属鏡胴で手触りも良く、タムロンらしからぬ上品さが漂う。

これがフィルムAF時代に入るとプラ感丸出しの野暮ったいデザインになってしまいますからね笑 まぁ当時はどのメーカーも同じ傾向でしたが。

重量は仕様で「410g」であるがこれはアダプトール2なしの重量。ヤシコン用アダプトール2込みでは「約478g」でした。

また現在はアダプトールを介さなくてもミラーレスマウントに直接変換するマウントアダプターが発売されている。アダプトール2は意外と重いので多少の軽量化も狙えると思う。

tamron 135mm f2.5

絞りリングは半段クリックあり。ピントリングの感触はマクロレンズ並に滑らか。

最短撮影距離は「1.2m」と一般的な135mmは「1.5m」が基本だったので寄れる事は寄れる。

しかしワザワザCLOSE FOCUSとブルーの彫刻入れてまで強調するほどなのか?? せめて1mに届けば付加価値として魅力的ではあったと思うが…

まぁ135mmの需要が低下する中で少し明るいF2.5だけでは訴求力が足らず、一つでも特徴付けを…と言うのは分かりますがね。このCLOSE FOCUSは最後の悪あがきと受け取りました笑

フィルター径は「58mm」 前玉は汚れやすく拭き取りづらいので保護フィルターは必須。

絞り羽根は「8枚」で形状も良く手抜き感は見られない。画像はF5.6の絞り形状。

レンズコーティングはタムロン独自のBBAR(Broad Band Anti Reflection:広帯域反射防止)のマルチコート仕様ではあるが、実際にマルチコートが施されているのは前玉だけのように見え、他はアンバー系のコート色が目立つ。

tamron 135mm f2.5

当時の135mmには内蔵式のレンズフードが付いている多く、このレンズにも備えられています。これを伸ばしてみると

tamron 135mm f2.5

短かッッ!!これ役に立つの??
内蔵式フードはどれも過度な期待はせず、無いよりマシな程度だと思え。なんて言いますが、これはもうレンズガードかデザインの一部と捉えたほうがイイかもねぇ?

 

まとめ

このレンズに限らず、アダプトール2時代のタムロンレンズは総じてビルドクォリティが高くホントに感心する。

描写については後の実写レビューで確認して欲しいが、今のところの評価としては当時ありふれたエルノスター型なので欠点もなければ大きく秀でた部分もないかもしれない。まぁ純正を超えることはないかも。

ちなみに私のベストオブ135mmは「PENTAX-FA 135mm F2.8 [IF]」です。インナーフォーカス仕様で最短撮影距離なんと0.7m、最大撮影倍率は0.25倍のクォーターマクロと言う高スペック。APS-CのK-50に装着して換算200mmの望遠として活躍しました。難点はデザインがアレなのとMF無視のスカスカピントリングでミラーレスへの流用は断念。ほんとイイレンズでしたけどね。

以上【TAMRON 135mm F2.5(03B)】の外観レビューでした。


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