TAMRON アダプトール2の望遠単焦点レンズ「135mm F2.5 (03B)」の実写レビュー
TAMRON 135mm F2.5 BBAR MC (03B) 作例
ボディ:SONY α7III
Adobe LightroomでRAW現像、レンズ補正なし
レンズ外観レビューは以下リンク
【望遠】TAMRON 135mm F2.5 (03B) 外観レビュー
135mm単を久しぶりに使ったけど、やっぱり独特で難しいですね。望遠に徹するほどでもなく、近接が得意でもない。
最近はF1.8クラスの超高性能化して復権しつつありますが、取っ付きにくいイメージは簡単に変わらないでしょうね。
RAW現像で好きに調整してますが、色合いに派手さはなくオールドレンズらしい暖色傾向かな。
ここからは海へ行って撮影しました。
遠景などを見る限りF8程度で相当シャープな画質になるものの、四隅の甘さは少し残るかな。
釣り人がたくさんいる場所には猫も多い。
魚が上がったと見るや、一目散に駆け寄って小アジをもらってました。
動物瞳AFに慣れてしまった体にはシビアなピント合わせに苦戦
ここにもいるニャ。みんなカット耳の地域猫で大事にされているようです。
開放は軸上色収差/パープルフリンジが多少目立つ。これは135mmのオールドレンズでよくある傾向。このレンズ特有の欠点とは言えない。
気になるならLightroomの「色収差/フリンジ除去ツール」で容易に補正可能。
望遠レンズらしい圧縮効果。
絞りの変化を簡単に比較。円形絞りでないので玉ボケに角が出ますが、雰囲気を損なう悪い印象ではない。ボケ味は素直でクセがなく滑らか。
絞り込むことでシャープになることはもちろん、色収差も改善する。ボケ量は変わっても実際にピントが合っている範囲は非常に狭いまま。
逆光耐性はあまり期待出来ませんね。
シャドウが浮きやすく、内蔵式フードもほぼ効果なしです。まぁ逆光に超強い135mmのオールドレンズって滅多にないと思うけど。
フレアとゴースト これは演出としてアリ?
真ん中のマストに小さく赤いゴーストが被っています。しかし夕焼けはそんな些細な事も気にならなくなる最高のシチュエーション。
ニャンコは夕焼けに興味なし笑
まとめ
安価に販売されていたレンズメーカー製の望遠単焦点としては結構優秀だと思います。しかし純正には一歩敵わない感じですね。
中古市場での玉数の少なさから結構いい値段付いてる場合もありますが、不人気で爆安で手に入る「Canon FD 135mm F2.5 S.C」の方が開放のキレは断然良いです。サイズは大きくて重いけど。
既にお気に入りの135mmを持っているなら買い足す必要は…ないでしょうね。
ただ、モノとしての作りは良いし、ちょっと珍しいレンズに惹かれる人は試してみるのも一興かと思います。
まぁ正直な所、玉数が多い「TAMRON SP 90mm F2.5 MACRO」を買った方が遥かに実用的です笑
以上【TAMRON 135mm F2.5(03B)】の実写レビューでした。
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