SONY Eマウントレンズ【FE 85mm F1.8/SEL85F18】の猫撮りレビュー
αのAF性能・機動性とベストマッチする純正中望遠
【SONY FE 85mm F1.8/SEL85F18】はコスパの良さで人気の中望遠単焦点レンズ。
フルサイズデビューした後の初めての単焦点としても選ばれやすく、2017年発売と数年経っているのでαユーザーの所有率は高い単焦点レンズではないでしょうか。
私は2019年冬のキャッシュバック中に購入。ポイントも合わせると相当お買い得だった。
【SONY製品ページ:FE85mmF1.8/SEL85F18】
今回はα7IIIの“動物瞳AF”を活かした猫撮り作例です。
ボディはSONY α7III
Adobe LightroomでRAW現像
新しいレンズなのでレンズ外観については割愛しますが、巷の評判通り軽量コンパクトでフロントヘビーにならずベストバランス。ビルドクオリティもしっかりしたもので抜かりなし。
AFは抜群に快適で、今所有しているEマウントレンズの中では最もα7IIIのAF性能を発揮出来ているレンズと言える。
初期のFEレンズである「Sonnar T*FE 55mm F1.8 ZA」よりも俊敏で静かに感じた。
現在発売されているFEマウントの85mm F1.8のAFレンズは純正の他に3本ある。
:Carl zeiss Batis 85mm F1.8(2015)
:VILTROX PFU RBMH 85mm F1.8 STM(2019)
:TOKINA atx-m 85mm F1.8 FE(2020)
憧れのツァイスBatisは10万越えで高額。描写は最高だろうけどミラーレス用レンズとしては少し古く、AF性能が今後のボディにも適応できるのか分からない。
新興中国メーカーのVILTROXは純正と比べて大きく重い。価格面で大きな差はなく、むしろキャッシュバックを利用すれば純正の方が安い。一応eBayだと3万円台で買えるけど中国発送で保証等の不安もある。
最も新しいTOKINA atx-mはVILTROXと同一の光学系でOEM説が濃厚(コーティングやファームウェアはトキナー独自になっているはず)
これらを見ると純正の安心安定感は相当なものじゃないでしょうか?
【焦点工房:VILTROX PFU RBMH 85mm F1.8 STM(ソニーE)】
【ケンコー・トキナー:atx-m 85mm F1.8 FE】
このレンズは口径食(周辺の玉ボケが歪み)の大きさがよく指摘されている。
個人的にはこの程度どうってことないでしょ?って感じなんですが、気になる人はダメみたいですね。
大口径レンズに口径食は付き物だし、絞れば軽減できる。そもそも口径食で台無しになったような写真は見たことがない。
まぁその一点くらいしかツッコミどころがないほどこのレンズは完成度が高い。
ちなみに「TOKINA atx-m 85mm F1.8 FE」は純正には解像度で若干劣る分、ボケ味にこだわり口径食も良く抑えられているようです。
まとめ
「FE 85mm F1.8/SEL85F18」は小型軽量、大口径、高画質、安いとイイコトずくめで間違いなく銘玉。純正FEレンズの中でもコスパの良さは随一と言える。
ただ、85mm単は被写体を想定してから持ち出さないと、全く面白みを感じない画角になりがちなので合わない人はいると思う。
個人的に今考えているのは、既に予約済みの「Tamron 70-180mm F2.8 Di III VXD(Model A056)」と使用領域が被るかも知れないこと。両方手にした後の状況次第ではFE85mm F1.8は手放してしまう可能性もある。
Tamron A056は発売前から超銘玉の雰囲気があるんですよねぇ。悩ましいね。
以上【SONY FE 85mm F1.8/SEL85F18】の猫撮りレビューでした。