LEICA X1のモノクロ実写レビュー
ライカX1をモノクロ縛りで撮ってみる
最近はライカ以外からモノクロ専用機が登場したりと何かと注目度が高まっているモノクロ写真。
それらに触発されたこともありますが、以前から良い写りだと聞いていたライカX1のモノクロモードで撮影をしてみました。
もちろん後からカラー変換出来ないJPEG撮って出しです。
フィルム:ハイコントラストモノクロ
ホワイトバランス:オート
シャープネス:中低
リサイズとEXIF書き込みはLightroomで処理
X1のモノクロモードは「ナチュラル」「ハイコントラスト」の2種類があり使い分けてみるのも面白いがオススメは断然後者。
ハイコントラストと言っても過剰に明暗強調させたギラギラしたものではなく、被写体を引き立たせた自然なトーン表現が秀逸。
個人的にはかなり好みの画が安定して出てくるので途中でカラーに設定を変えたくなるような気持ちは全く湧かない。
一般的なカメラにあるシャドウ補正のような機能はないが、完全に黒潰れすることなくディテールがしっかり存在している。それ故かカラーよりも情報量が多く感じられる。
ただ、やっぱりシャープネスの標準は強過ぎますね。設定は中低が良いと思う。
このカットはF2.8開放で撮った一枚。意図的ではなくただのズボラですね。
レリーズ前には露出オーバー警告も出ていたが白トビはなく、むしろ適正露出に見える。周辺画質にも粗がなくレンズ性能の高さも窺えます。
0.3mの最短撮影距離で撮る場合はMFに切り替えた方が手っ取り早いこともある。
AEは白トビしやすい傾向もあるので露出補正は-1/3~2/3をベースにするのが良いですね。これはカラーモードでも同様です。
シャッタータイムラグは今の基準だとやや遅めですが動きの予測出来る動体なら対応可能なレベルです。
まとめ
スナップに最適なコンデジと言う気楽さもあってかモノクロ縛りに全く抵抗はありませんでした。
撮影時のモニターは常にモノクロで表示されることで被写体の探し方も自然と変わってくる。この辺の新鮮な感覚はカラーを後でモノクロ変換する方法とは別物ですね。
ライカX1は当分の間モノクロ専用機として使ってもイイや、と思うほどセンサーやレンズの性能が上手くマッチングしているように見える。もちろんバルナックライカに近いサイズデザインも含めて。
以上、LEICA X1のモノクロ実写レビューでした。
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