【FUJIFILM X100VI】に使うアクセサリーのレビュー

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X100VIをカスタムするアクセサリーを紹介

FUJIFILM X100VI アクセサリー

クラシックな外観が特徴のFUJIFILM X100シリーズはカスタムアクセサリーが多数存在しており、純正はもちろんサードパーティ製からも豊富に販売されています。

今回は現時点で買い揃えたアクセサリー群を紹介していきます。

FUJIFILM純正バッテリー

FUJIFILM NP-W126S

まずは純正品から。充電式バッテリー「NP-W126S」を1個追加で新品購入しました。

本体付属分の計2個をローテーションで使うことで適切なバッテリーサイクルの維持が期待できます。

ただ、純正バッテリー故に価格もそれなりにするのがネック。しかし安全安心を第一に考えれば《純正品を正規取扱店で新品購入》の一択となります。

その最大の理由が純正品と酷似した悪質な模造品が国内外で流通していること。

・富士フイルムの注意喚起ページ

販売者の特徴としては同一商品を何個も出品、商品画像の使い回し、不自然に安過ぎるなど回避ポイントはいくつかあり冷静に見れば判断は難しくはありません。

そこまでは良いが純正品と信じた購入者が不要になった後で二次流通させてしまっている悪循環もあります。

FUJIFILM NP-W126S

どうしても気になる中古品がある場合は付属品の有無が判断材料の一つとなります。

ビニール製のバッテリーケースや紙書類など全て揃っていると純正の可能性はまだあります。

恐らく元箱だけだと模造品の危険あり。まあここまで慎重になって安く買いたいなら、始めから互換品で売り出している新品バッテリーの方が遥かにマシでしょうね。

FUJIFILM NP-W126S

ちなみに純正バッテリーの底には固有のSNがあり付属の添付書から製造年月日が判別可能となっています。

このバッテリーだと左から3桁【EEW】は《2024/05/28》となります。

下記表は割り当ての一部です。模造品だとこの辺も適当なんでしょうね。

製造年製造月
2021H1月/2月A/B
2022G3月/4月C/D
2023F5月/6月E/F
2024E7月/8月G/H
2025D9月/10月I/J
2026C11月/12月K/L
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バッテリーチャージャー

X100VIに充電器/バッテリーチャージャーは同梱されておらずボディのUSB-C端子から直接充電する方式です。これは他のミラーレス等でも既にスタンダードとして定着していますね。

純正の充電器は「BC-W126」または「BC-W126S」の新旧タイプがあります。

違いはコンセント接続がACコードか充電器本体を直接挿すタイプかの違いで充電性能は同じです。

もちろん互換品も多数あり2個同時充電タイプなどは便利そうですけど、個人的に早急に必要なものでもないので純正の中古品で安い出物があれば確保するかな程度の考えですね。

富士フイルム:BC-W126S 製品ページ

レンズキャップ

FUJIFILM X100VI レンズキャップ

レンズキャップは上質な金属製のかぶせ式が付属します。

実はX100VIブラック入手以前にシルバーのキャップをジャンクワゴンにて入手していました。

側面にキズありで価格は100円。内側のフェルト処理は同等の仕上げなのでロゴ無断使用の模造品ではないと思います。

新品のブラックはストックしておいてシルバーを普段使いにすれば万が一紛失してもダメージは最小限です。

液晶保護フィルム

X100VIの画面サイズはX100VやX-T5/T4、X-E4と同じ3.0型で液晶保護フィルムも大体は共有されています。

私は日本メーカー製の保護フィルムをアウトレット300円で発見。これはお買い得…!と喜んだがすぐに貼り換えたくなりましたね。

高級フィルムではないので品質はそれなりとは言え、持ち出す度にキズが増えるし指紋も拭き取りづらくてちょっと耐えがたいものでした。

FUJIFILM X100VI ガラスフィルム

そこでプライムセールで安かったガラスフィルムと交換。フィルムは2枚セットなのでコスパに優れます。

品質は価格からすれば文句なしで満足ですね。しばらく使ってこれもダメならガラスコーティングも考えます。

ソフトレリーズボタン

FUJIFILM X100VI レリーズボタン

ソフトレリーズボタンは追加購入ではなくストック分からチョイス。

これはかつてレモン社からライカM向けに販売していた直径10mmのレリーズボタンです。Lマークの意はLeicaではなくあくまでLemonでしょうかね笑

X100VIはシャッターボタン周囲にダイヤルなどいくつもあるので直径の大きいレリーズボタンはあまり向いていないと思います。

FUJIFILM X100VI レリーズボタン

ライカM10-Rは大型の凹み型レリーズボタンが心地良くフィットしましたが、こちらにはドーム型の方が半押し⇒全押しのストロークが掴みやすく感じました。

レンズフード&フィルター

FUJIFILM X100VI レンズフード
「Haoge LH-X51B」「ユーエヌ UNX-8638」

純正のバヨネットフードはあまり評判が良くなさそうなのでサード製から2つ購入してみました。両方とも中古カメラ店で発見。

FUJIFILM X100VI レンズフード
FUJIFILM X100VI レンズフード

フードの構造はどれもほぼ同じでアダプターリングとフード部分が分離します。

スクエアタイプの方はフードの水平位置を固定するためのオレンジ色のOリングゴムが入っています。

FUJIFILM X100VI レンズフード

カメラ側レンズ外周のフロントリングを外してアダプターリングと付け替えます。

FUJIFILM X100VI レンズフード

アダプターリングには49mmレンズフィルターが装着可能。

フジは防塵防滴を完成させるには純正フィルターを推奨していますが、今回は余っていたマルミEXUSを装着。非純正でも一定品質以上のフィルターなら大して変わらないと思います。

FUJIFILM X100VI レンズフード

後はフード部をネジ込んで完成。フジツボフードは実用性重視な所もありますが本体とのマッチングは良好です。

FUJIFILM X100VI レンズフード

見た目ならスクエアフードが数段カッコイイですね。ただ水平位置を決めるのにひと手間掛かるのと若干奥行きが増えます。

遮光性能自体は大きな差はなさそうですし完全に好みで選ぶものかな。

他にもフードは何種類もありそれぞれ雰囲気を変えたり出来るのは魅力的ですね。

ハンドグリップ

FUJIFILM X100VI ハンドグリップ
「JJC-HG-X100VI」

ハンドグリップはホールド性向上と底面のキズ防止が期待できるアイテム。

これも複数の製品が販売されており、評判が良く手頃なSmallRigかJJCに絞り込んでいました。

両者の大きな違いはグリップサイズでSmallRigは頼もしいガッシリとしたグリップ形状が特徴。

しかしグリップ部がシリコン製でホコリが付き易そうですしそこまで大きなグリップも不要と考え全体バランス重視でJJC版を購入。

FUJIFILM X100VI ハンドグリップ

ベースはアルミ製で重量は「約70g」
ボディへの固定は三脚ネジ穴を使用します。

グリップ側のツマミ付き固定ネジは前後にスライドするスペースがあり、これはネジ穴の位置が違う先代のX100Vと共有するためです。

FUJIFILM X100VI ハンドグリップ

本体底と接するベース面は凹凸の付いたゴムシートが貼られ金属面同士の接触は最小限です。

FUJIFILM X100VI ハンドグリップ

装着状態。トップカバーのブラックと色調が違って見えますが肉眼では違和感ありません。

しかしこうなるといよいよコンデジと言うより“レンズ固定式ミラーレス一眼”と呼ぶのが相応しいサイズと重量になってきますね。

FUJIFILM X100VI ハンドグリップ

グリップは1cmほど厚くなり指先の掛かりが良くなる程度。X100VIはガッシリと握り込むようなカメラでもないので個人的には十分ですね。

ただ片手ホールドで撮ることも想定する人はグリップの大きなSmallRigの方が向いていると思います。

追加:ボディケース

FUJIFILM X100VI ボディケース

ホールド性向上にはハンドグリップでも十分なんですが「ボディケース / ハーフケース」も試したいと考えており色々吟味した結果こちらにたどり着きました。

これと同形状のケースがブランド違いでいくつも販売されているが、これらはベースとなる金属部分は恐らく同一品と思われます。

各々がそれを仕入れてオリジナルの革で仕上げているんじゃないでしょうかね。またはそれも含めて全てOEMかも。

FUJIFILM X100VI ボディケース

実物を見る前から分かってましたが革の白いステッチ(縫い目)のカジュアルさがあまり好みでなかったので、

革と同色系の染料ペン「ZIGクリーンカラーリアルブラッシュ」で染色。これだけでも印象が大きく変わりシックな雰囲気となりました。

FUJIFILM X100VI ボディケース

グリップはJJCのハンドグリップと同等サイズです。

そこに革の厚みも加わることでホールド性はこちらの方がより安定しますね。

FUJIFILM X100VI ボディケース

底部はハンドグリップと同じくバッテリーカバーと干渉しないよう開口されています。

ボディ保護にホールド性、ファッション性も兼ねた効果大のアクセサリーですがひとつだけデメリットを挙げると、

もともと窮屈な位置にあったレンズの絞りリングが周囲の革によってさらに操作し難くなります。

対策としては「絞りリング設定(A)」⇒「コマンド」に設定して絞り操作はボディのコマンドダイヤルで行うことにすれば一応解決します。

サムレスト

サムレストはX100シリーズでよく装着されているアクセサリーですね。

ただ個人的には右手で操作するボタンダイヤルを妨げそうに見えますし、ホールド性向上はハンドグリップで十分だと思っています。X100VIは手振れ補正もありますからね。

まあ安いので試しに買ってみても悪くないかもですね。

カメラストラップ

FUJIFILM X100VI ストラップ

ライカMを使い始めてからリストストラップ派になったのでX100VIも同様の仕様にしました。

ピークデザインのアンカーリンクスを片方のみ装着、当て革で側面のキズ防止。

FUJIFILM X100VI ストラップ
「ARTISAN&ARTIST ACAM-P25H」

ストラップはライカMで使っているものと共有。柔らかい素材で手首を通しても窮屈さはなく使いやすいです。

FUJIFILM X100VI ストラップ

もうひとつストラップを紹介。ハンドグリップ側面にはストラップホールがあるのでこれを使えば通好みな「縦吊り」が可能となります。

FUJIFILM X100VI ストラップ
「OP/TECH Bin/OpストラップQD」

これ実は何のために買ったか忘れたストラップなんですが、一度使ってみると使い心地はなかなか良かったですね。

ネオプレーン素材のストラップは肩のフィット感に優れ重さを感じさせず、全長も長過ぎないので取り回しも良好でした。

まとめ

個人的なX100VI用の追加アクセサリー購入優先度は

1:液晶保護フィルム
2:レンズフード&フィルター

まずはカメラ保護を目的とするものを先に調達。

後は各々の使い心地に合わせて追加していけばいいんじゃないでしょうかね。バッテリーやストラップは本体同梱のもので十分な人もいるでしょうし、全て純正で揃えたい人もいると思います。

人気機種だけあってアクセサリーの数はとても多くカスタム性はライカM並ですね。

最終目的は快適な撮影のためですが、その揃える過程も楽しめる非常に魅力的なコンデジだと思います。

以上、X100VIのアクセサリーのレビューでした。


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