【デジカメ散財】FUJIFILM X100VIを購入しました。

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コンパクトデジタルカメラ【FUJIFILM X100VI】の購入レビュー

世界中で大ヒット。話題の高級コンデジを入手。

この度【FUJIFILM X100VI】の抽選販売に当たってしまい、どうしようか悩みましたが結局購入に至りました。

最近は品薄に乗じた異常高騰は落ち着いてきた感じがあるものの、ネットはもちろん店頭で通常販売されるのか見通しは全く立っていない様子。ごく少量のゲリラ入荷とかはあるようです。

発売以降の熱狂ぶりを冷めた目で見てる人なら「うわぁ買ったのかよ…」と思うでしょうね笑

FUJIFILM X100VI
購入先はカメラのキタムラで店舗受取りにしました

まあ私自身も「抽選に当れば買うか考える(どうせ当たらないけど)」みたいな半分冷やかし気分で是が非でも手に入れたいカメラでもありませんでした。海外インフルエンサー発で一気にブームになっただのとかも正直どうでもいい。

購入決定への理由は色々あるけど細かいことは省いて「フジへの“最初で最後”の出費」「この1台でフジのデジカメを味わい尽くす」と思えば存外悪くない?と最終的に納得させました笑

FUJIFILM X100VI
元箱はSONY α7CIIボディより大きく紙の使用説明書も付属していた。

カラーはブラックを選択。巷ではシルバーの方がかなり人気っぽく、メーカーもシルバー推しなのでブラックの方が抽選倍率が低いかも知れません。

ちなみにこの個体のファームウエアは最新のVer.1.11 (24.06.27更新) の1つ前でした。入手当日に自分で更新したので別に気にしないけど製造現場はそんなに余裕ないのでしょうか…?

FUJIFILM X100VI 雑感

FUJIFILM X100VI
α7CII / X100VI / M10-R
現在所有のデジカメは全てレンジファインダースタイルとなった。

詳細なレビューサイトは既に多くあるので「こんなもんですよ」程度の現時点での印象を書いてみます。

ざっくりとした結論ではX100VIの総合的な品質は“プレミアムコンパクト”としてほぼ完成なのでは?と思いますね。現状できることは全てやったと言う印象。

ただ強く意識しているであろうライカMと比べたりすると、ダイヤルやシャッターボタンの作りなどを見てもまだ差はあります。

まあラグジュアリーなライカの価格を100%肯定したくはありませんけどね。個人的には同価格帯のLEICA D-LUX8と触って比べてみたいです。

FUJIFILM X100VI

操作系は先代のX100Vを踏襲しておりシリーズ伝統の目盛付きダイヤルを回すアナログ操作が楽しめます。

新品時の各操作部の印象は、

◆各ダイヤルやレンズのコントロールリングなどは菱型のアヤメローレットで統一され高品位。クリック感は良くも悪くもなく普通。

◆レンズ根本にある絞りリングは指先がやや窮屈。これにデクリック機能を望むのは流石に贅沢か。

◆電源レバーは軽め。同軸のシャッターボタンはレリーズラグをほぼ感じさせない。しかし半押し域がやや掴みづらい上に、少し遊びもありグリグリ動く。ブレなく垂直に押せるストロークが欲しい。

使っていてストレスは感じず十分と言えますが、もう一歩フィーリングを追求する余地は持って欲しいですね。

FUJIFILM X100VI

背面ボタンのレイアウトはスッキリしつつ機能十分です。もちろんタッチパネル対応。ただし基本メニュー画面のタッチ操作はできない。

◆前後のコマンドダイヤルは左右回転に加えプッシュ操作にも対応しており結構便利。

◆メニュー画面の項目は同社ミラーレスと同等で非常に多機能。しかし構成の整理に少し煩雑さを感じた。これは慣れ次第。

◆Fnボタンをはじめカスタム範囲は広く機能割り当てに悩むほど。撮影時は画面フリックで4つのタッチFnも呼び出せる。

FUJIFILM X100VI

搭載レンズ「FUJINON SUPER EBC 23mm F2 II」は先代のX100Vと同じ仕様。26MPから40MPに高画素化したX100VIにも対応する光学性能を有しているそうです。

最短撮影距離は「10cm」ミラーレス用交換レンズでも容易ではない近接性能を持ちます。

また約4段分減光の内蔵NDフィルターがあり、シリーズ初となる5軸+最大6.0段のボディ内手ブレ補正とのコンビで日中のスローシャッターも気軽に挑戦できます。

FUJIFILM X100VI
最短撮影距離時のレンズ繰り出し

AFによるレンズ駆動音は無音ではなく静かな環境だと想像よりも聞こえます。先代のX100Vでもちらほらと指摘されていたようですね。

これはレンズのフォーカスが主流の「インナーフォーカス」ではなく「繰り出し式」なのでレンズ移動の質量が大きく、モーターやアクチュエータにもパワーが必要なのだと思われます。

また撮像素子/CMOSセンサーのAF性能は現行Xシリーズの第5世代と同等のはずですが、繰り出し式フォーカスにより惜しくもスポイルされている印象があります。

特に近接撮影になると俊敏さに欠ける印象。まあ先代もAF性能がもう少し良ければ…みたいなレビューもあるので従来比では確実な進化は遂げていると思います。

FUJIFILM X100VI

昨今のデジカメのスタンダードとしてバッテリーチャージャーは付属せずサイドアクセスのUSB-C端子から充電。

またこの角度から見て分かるようにチルト液晶の収納時は背面とフルフラットになりスマート。ただしチルトの引き出しは少しやりづらい。

FUJIFILM X100VI

記録メディアのSDカードはシングルスロットで底部バッテリー室に同居。また転送スピード規格はUHS-IのみでUHS-IIは非対応です。

私はPCへのデータ取り込み速度を上げるためUHS-IIのSDカードを使用しています。

ちなみにライカのようなラグジュアリーブランドを目指したいなら底ネジはあまり目立たせない方が良いと思いますけどね。

FUJIFILM X100VI

X100シリーズご自慢のハイブリッドファインダーのOVFをライカMと比べると、主観では撮影への没入感は圧倒的にライカが優ります。

ライカMはデジタルになってもファインダーはフィルム時代から基本は変わらずほぼ機械的な機構で作動しています。当然ピント合わせはファインダー中央の二重像を使ったMFしかできません。

OVF/EVF切替え式のハイブリッドファインダーは未来を感じさせられますね。その分できることも多いので程よい使い方はまだ掴めていません。

FUJIFILM X100VI

SONY α7CIIもかなりコンパクトです。この3台の中だと実用性は最も優れていますね。

正直EマウントでコンパクトなスナップレンズでもあればX100VIは不要なのでは?と言う疑問は今でも残ってます笑 完全に合理性を捨てた道楽です。

まとめ

FUJIFILM X100VIの日本国内における販売価格は決して適正と言えません。これは大半の共通認識で間違いないと思います。

しかしそうは言っても昨今の情勢からして価格上昇は避けられませんし、X100VIは無難なマイナーチェンジ機ではない進化を遂げた次世代機で現状「全部のせ」に近いスペックを実現しています。

もし今回の当選を見送って後々欲しくなっても、その頃には価格改定や品薄が解消されず販売終了なんて可能性もありますからね。

ここ数年のフジの強気な方針は賛否あるもののブランディング強化は成功しているようなので大きな値崩れの心配はないでしょう。

例えばソニーからフルサイズコンデジのRX1後継機が出たとしても長年待ち望んだファンも躊躇しそうな販売価格になると思いますね。

まあ買った後は撮影を楽しむだけなので、独自のフィルムシミュレーションを色々試したいですね。カスタムアクセサリーも揃えている途中なのである程度まとまったら紹介していこうかと思います。

以上【FUJIFILM X100VI】の購入レビューでした。

【FUJIFILM X100VI】に使うアクセサリーのレビュー


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