街のラボでもすぐに現像できるモノクロネガフィルム
今回はフィルム撮影の実写レビュー。
使用したのは【ILFORD XP2 SUPER 400】というモノクロネガフィルムです。
最大の特徴は一般的なカラーネガフィルムと同じ「C-41現像処理」が可能であることから、店頭持込みの当日仕上げにも対応可能となる、お手軽さに人気のあるモノクロフィルムです。
XP2 SUPER 400フィルム作例
ボディ:LEICA R5
レンズ:
ELMARIT-R 35mm F2.8 Type-III
MACRO-ELMARIT-R 60mm F2.8 Type-II
NIKON ES-2でデジタイズ
Adobe Lightroom+Negative Lab Proで書き出し
ELMARIT-R 35mm F2.8 Type-III

このXP2スーパーはやや低コントラストの諧調が出やすい傾向が見られるようです。
もちろんレンズ性能にも影響されますが、今回の撮影時はコントラスト強調用のY2イエローフィルターを使用しました。Y2は一般撮影向きの常用的な白黒用カラーフィルターです。
一眼レフならファインダー内の光景は黄色一色になりますね。
カラーフィルターを使用した場合は露出倍数の補正が必要となり、Y2なら+1段分明るい露出設定が必要となりますが、
基本的にTTL測光によるAEモードやメーターのあるカメラなら補正は不要です。
さらに言えばこのフィルムはISO50~800の感度設定を許容する非常に幅広いラチチュードを持っているので露出にシビアになる必要もありません。


LightroomのプラグインNegative Lab ProでのRAW現像はモノクロ設定で編集しています。
カラーネガと同じ設定でも一見すると、白黒写真のようになりますが色被りしたような妙な色調になってしまいます。
XP2はあくまで色素発色による白黒再現なので、現像後ネガはややマゼンタっぽい色をしています。
イルフォードのテクニカルデータシートでも、XP2はインデックスプリント(確認用プリント)であればカラー印画紙でも問題ないが、最終プリントは白黒印画紙を推奨とされています。



「ELMARIT-R 35mm F2.8 Type-III」は開放から際立ってシャープな描写で弱点のない安定した性能です。スナップ撮影にとても使いやすい。
ライカRの35mmラインナップではF1.4・F2・F2.8の3番手に位置する普及クラスですが、高騰している上位レンズよりかなり実用的な銘玉だと思いますね。




しかしこのライカR5はジャンクで格安入手したにも関わらず不思議なくらいに調子が良いです。
セルフメンテはスクリーンを外して清掃したくらいでモルト交換すらしていません。
巻き上げレバーは滑らかでコマ間隔にズレがなく、デジタイズ時のネガ位置の微調整が不要なのは作業が捗ります。分割巻き上げ不可なのが却って安定しているのかも知れません。


MACRO-ELMARIT-R 60mm F2.8 Type-II


「MACRO-ELMARIT-R 60mm F2.8 Type-II」も開放からシャープな描写。ファインダー上でも明瞭なピントが分かるマクロレンズです。
カテゴリは標準マクロですが、やや中望遠に近い画角なので構図や主題も決まりやすいです。


まとめ
最終出力がWeb用ならこのXP2スーパーでもモノクロ体験として何ら不足することはないでしょうね。
撮影枚数に限りがあるフィルム撮影をするなら、モノクロ縛りもより楽しめそうに思えますし、
カラーネガのストックを使い切った後はこのXP2スーパーをメインでも良いんじゃないかと考えたくなるほどです。
以上、ILFORD XP2 SUPER 400のフィルム作例でした。

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