ホームカメラボディフィルムカメラ【フィルム撮影】CONTAX G2 / 28mm 45mm 実写レビュー

【フィルム撮影】CONTAX G2 / 28mm 45mm 実写レビュー

フィルムAFレンジファインダーカメラ【CONTAX G2】のレビュー

ツァイスレンズを堪能する孤高のAFレンジファインダーカメラ

CONTAX G2

紆余曲折と言うほどでもありませんが縁あって『CONTAX G2 (1996)』が手に入りました。

同時に2本のレンズ「Biogon T*28mm F2.8 」「Planar T*45mm F2」も付いてトータルではお買い得な出物でしたね。

G2自体は過去に父親が所有していたものを触ったことがあるので、あーこんなのだったなと思い出すくらいで正直感動はないのですが全く色褪せない洗練のデザインは見事。

上の画像だと割とキレイな状態に見えるが実際は所々にスレキズがありそれなりに活躍した様子。それにチタンカバーは使い込んでも趣のある風格は出ませんね。

ただ幸いなことにG2で起こりやすいと言われるシャッターユニットの故障は起きていない。見た目が超キレイでもシャッター不動のG2より実用価値は高い。

先代のCONTAX G1 (1994)とスペック面での主な改良点としては

  • シャッター最高速度:1/2000秒⇒1/6000秒
  • AF方式:赤外線アクティブ測距
    ⇒位相差パッシブ+赤外線アクティブ併用
  • 連写コマ数:2コマ/秒⇒4コマ/秒
  • ボディ重量:460g⇒560g

全体的なスペック向上と共に操作系も刷新。ファインダーのパララックス補正の機構も高精度なものになっている。

意外な所でボディ重量が+100gとなったがこれは内部フレームが全面的にダイキャスト合金化され剛性が増したことが大きいと思われる。

完全に上位互換のG2であるがG1発売後わずか2年で登場したことに当時のG1ユーザーは複雑な心境だったのではないだろうか。

フィルム作例

使用フィルム:Kodak COLOR PLUS200

Nikon ES-2でデジタイズ後、Lightroom+Negative Lab Proで書き出し

Biogon T*28mm F2.8

Biogon T*28mm F2.8 G

今回はレンズ交換式システムを活かすべく28mm/45mmの2本を持ち出したものの、

銘玉Biogon28mmの描写が素晴らしく屋外メインのスナップであればこれ1本がベストかも知れない。

Biogon T*28mm F2.8 G

バックフォーカスの短い対称型設計の広角レンズらしく開放付近は周辺光量落ちが大きい。

とは言えこのレンズをミラーレスなどデジタルで使用した時よりも抑えられている印象でこれがレンズ本来の描写性だと実感。もちろん画面隅まで安定して解像する。

Biogon T*28mm F2.8 G
Biogon T*28mm F2.8 G

歪曲収差が実質ゼロであることもビオゴン28mmの強み。直線の多い街中スナップでも気持ち良く写る。

Biogon T*28mm F2.8 G
Biogon T*28mm F2.8 G

今回の撮影モードは絞り優先AE+露出補正で行いました。結果は狙い通りの露出に仕上がりAE精度は信頼出来るようです。

Planar T*45mm F2

Planar T*45mm F2 G

コンタックスGレンズの標準画角を担う「Planar T*45mm F2」は4群6枚のシンプルなダブルガウス構成。

その実力は開放から見事な切れ味でボケを活かした画作りにも最適。

ただし今回の撮影ネガの中でプラナー45mm使用時のみAFのピント抜けが数枚あった。

GレンズでAFの不安定さが指摘されるのは「Sonnar T*90mm F2.8」くらいで標準の45mmがピント抜けしたのは何事かと思いましたね。

Planar T*45mm F2 G

上の写真は中央でAFを行いそのままシャッターを切ったが微妙にピンズレしている。画面左端部分は被写界深度に入ってますね。

今回ピンボケした写真を見て何となく思い当たる節としては、前ボケを入れようとしたのが原因の一つではないかなと。

この写真の場合だと手前の葉っぱが測距センサーを遮ることになりAF精度に影響が出た可能性もあるでしょうね。

まあ未整備のボディですし何らかの不調も疑われます。

Planar T*45mm F2 G

画面の平坦性は非常に優秀で周辺までキレキレの描写。

またT*コーティングの豊富な階調性は安価なネガでも十分に感じ取れます。

Planar T*45mm F2 G

このレンズをデジタルで使用した場合はビオゴン28mmほど性能低下が見られず比較的安定した描写が得られます。

コンパクトな標準レンズとしてミラーレスに装着しても活躍出来そうだ。

Planar T*45mm F2 G

まとめ

このサイズで実現出来るレンズ交換式フィルムAFカメラとしては最高クラスの描写性能と言えます。

銘玉揃いのCONTAX GレンズですがBiogon T*28mm F2.8だけでも十分堪能出来るはず。

G1から改良されたUIも操作性に優れ、シャキッと歯切れの良いシャッターフィーリングも心地良い。

ファインダー機構も装着レンズごとに変倍するズームファインダーや自動パララックス補正など凝った作りであることはよく分かるが、

見え心地に直結する倍率の低さで撮影時の高揚感は物足りなく、二重像合致式のレンジファインダーと比べればどうしてもコンパクトカメラ寄りに見えますね。

そしてピントに関しては測距後に表示される距離情報を信じる以外ないのがむず痒い。フィルムが高騰した現在では同じ構図を保険で数カット撮るのも躊躇しますし。

使い続ければ愛着の湧くカメラであることは間違いなさそうだが正直、故障する前に手放すかもと考えてます。

まあ今すぐにと言う訳でもないので次は「Planar T*35mm F2」を装着して使ってみたいですね。

以上、CONTAX G2のフィルム実写レビューでした。


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“【フィルム撮影】CONTAX G2 / 28mm 45mm 実写レビュー” への2件のフィードバック

  1. 名無しの者です

    こんにちは
    いつも勉強させてもらいつつ拝見しております

    Biogon 28mm、本当に良く写りますよね。
    当方もG2+28mm+45mmは持っておりましたが、ボディと45mmはデジタル移行の頃に売却してしまいました.
    しかし、28mmだけはあまりに良く写る為に手放すことが出来ませんでした。

    α7が出た時にはこれでようやくBiogonを使えると喜んで購入しましたが周辺部の落ち込み/色付きにがっかりし、平凸レンズをつければ厚いフィルタースタックを通してもちゃんと結像すると聞けばシグマ光機から1.5m平凸レンズを取り寄せたり。

    いまだにこのレンズを活かす為にじたばたし続けています。

    1. 名無しの者ですさん
      いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

      Biogon28mmは銘玉と言われながらもデジタルとの相性は中々難しいですね。
      ソニーαはもちろんカバーガラス/フィルタースタックがより薄いニコンZでも周辺画質の低下があるようです。

      素の光学のまま使うなら現状デジタルライカMが最有力なのかなと思いますが、
      それにはマウント改造が必要だったりで気軽にとは行きませんね。
      まあ手元に残しておいても損のないレンズですからボディ側がより進化してくれれば良いですね。

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