【CONTAX G Sonnar T* 90mm F2.8】を装着して工業地帯をスナップ撮影してきました。
Sonnar 90mmのシャープな描写を再確認
ボディ:SONY α7III
Adobe LightroomでRAW現像 レンズ補正なし
レンズの外観レビューは以下のリンク
【中望遠】CONTAX G Sonnar T* 90mm F2.8 外観レビュー
前々から思っていたんですが、このゾナー90mmは線が太めのクッキリ硬調な描写なので、中望遠の王道ポートレート撮影よりも無機質な人口物をパキッとシャープに撮る方が向いているのでは、と個人的に思っています。
(ポートレートと一口に言っても被写体は老若男女様々で、それぞれ求める描写に違いはありますが)
メーカーは終了したものの、21世紀直前のレンズなのでオールドレンズと呼ぶにはまだ新しく、逆光耐性も高い現代的な描写性能ですね。
撮ってる時は意識しませんでしたが、今回はなんだか縦構図が多めでした。
Adobe LightroomでRAW現像してます。周辺減光、歪曲、色収差補正はしていません。
特段目立つ歪曲、色収差はなさそうです。中望遠はオールドレンズでも収差の補正が優秀なものが多いですね。
日中の工業地帯に来れば錆を撮りに来きているようなもの。
↑ここではAWB/オートホワイトバランスが暴れ気味でした。画面中サビ色のこの状況では流石に無理があるけどねw
キャタピラ・無限軌道…無条件でカッコイイ。
単焦点なので自分の足で動きながら画面を整理して切り取る過程は面倒と言えば面倒だが慣れれば楽しさもある。
90mm F2.8と平凡とも言えるスペックだが開放での被写界深度は非常に浅く、体のちょっとの前後の動きでもすぐにピントが外れます。
やっぱり金属など硬質な物質表現に向いてると思います。
ボケを活かした写真はあまり撮れませんでしたが、クセのない扱いやすいボケ具合だと思います。
オールドレンズ好きとしてはちょっと味気ない気持ちになりますがねw
開放F2.8、最短撮影距離での撮影。花を撮るならマクロレンズが欲しいところですが、構図によっては意外とこれで十分と思える場合もあります。
ブレにシビアな被写体にはピント拡大時でも作動するα7IIIのボディ内手ぶれ補正は非常に頼りになります。
コントラストが高いのでモノクロも引き締まった印象になります。
まとめ
中望遠レンズはオールドレンズでも高性能なものが多いですが、特にこのゾナー90mmは開放から高コントラストで端正にキッチリ写したい時に活躍するレンズだと思っています。
気になったのはCONTAX Gレンズ専用のマウントアダプターでアダプター側のピントリングのゴリゴリした感触がどうしても通常のMFレンズと比べると操作性に劣ります。
アダプターの個体差もあるでしょうが、たまにピントリングが重く詰まった感じになることがあり、ちょっとストレス。
またピントリングがマウント側の根元なので手が窮屈になりがちなのもね。
日本メーカー製でEXIF情報が記録できる電子接点つきのアダプターが出たら最高なんですがねぇ…あってもレンズより高価になりそうですが。
以上【α7III×CONTAX G Sonnar T* 90mm F2.8】実写レビューでした。
コメントを残す