【SONY α7CII】の購入ミニレビュー
6年ぶりのフルサイズミラーレス買い替え完了
タイトルの通りSONYのフルサイズミラーレスを買い替えました。
2018年発売のα7IIIをミラーレスのメイン機として使い続けており、個人的に必要十分なスペックで故障するまで使い倒すだろうなと考えていました。
2024年の始めにはこんな感想も書いたのです。
【SONY α7III】いつまで使う?
ところがソニーより24年8月から価格改定のアナウンスが。値上げ率は約10%増。
これが決定的でしたね。世の中のあらゆる物が高騰する状況なのでこれは仕方ない。
そして資金繰りについては下記機材の下取り金額内で賄えたのは良い結果となった。
- α7III ボディ
- α6300 ボディ
- TAMRON 70-180mm F2.8 Di III VXD/A056
売却先はマップカメラのワンプライス買取、下取り交換や買取優待券の増額分も適用。折角なので物損付きの3年保証も追加しました。
・2018年に新品購入してからこのブログと共にあったα7IIIも遂にお役御免。とは言え故障歴なしの現役ボディなので次オーナーの下で活躍してくれると嬉しいかな。
・サブ機だったα6300の画質に不満はないものの最近はレスポンスのモッサリ感やUIの古さ、NP-FW50のバッテリー持ちの悪さが気になり始めて共に売却。
α7CIIにはこの2機種を統合する役割も期待しています。
・タムロン70-180mmは使用頻度が下がっていて23年に後継のG2発表直後に売却。値崩れを察知して早めに手放しておいて正解でした。
2台の売却ボディはどちらも保護スキンシールを貼っていたので剥がすとキレイな外観。
査定結果はα7IIIが良品、α6300は美品だった。共に減額なしの上限買取です。
流通数が膨大なα7IIIは購入時の半額以下。対してα6300は購入価格よりも少し高い値が付いた。購入は2019年で型落ちの処分在庫品がかなり安かったのです。
ここ最近はFUJIFILMを中心にAPS-Cミラーレス需要が高まり、他メーカーの中古APS-Cボディも高騰気味に見えますね。
他の購入候補カメラ
α7CIIの他に購入候補として2種のカメラがあった。
- NIKON Z f
- LEICA D-LUX8
・ヘリテージデザインで人気の高い「NIKON Z f」は供給も安定的になり思い切ってマウント移行も考えたが、店頭で何度も触ってもどうもしっくりこないボディサイズなんですよね。
正直言って是が非でも使いたいZマウントレンズもなく、目当てはオールドレンズと相性が良い薄型カバーガラスのイメージセンサーでもあるので
個人的にはZ 5後継機に裏面照射型センサーが採用されると本命になりそう。
・ライカの新型コンデジ「LEICA D-LUX8」はサブ機のα6300と入れ替える想定で検討。
中身はパナ製とか言われてもD-LUX7から大幅にライカ純度が高まり、手にすれば間違いなく所有欲を満たさせるはず。
ただ冷静に仕様を見れば背面液晶固定、コントラストAFのみ、起動時にレンズが伸びた姿は思ったほどスマートではない、など気になる点もいくつか。
ライカには他社のような最新性能は求めないとの意見もあり概ね同意ではあるけど、それはM型ライカに対しての考え方だと思うのですがね。
まあ仮に予約しても既に供給不足で届くのはいつになるのやら。と言う状況なので見送りましたね。
α7CII雑感
ここからは適当な雑感。主要なスペック解説は他所様にお任せします。
まずM型ライカと並べてみても分かるように、トップに出っ張りのないスマートなレンジファインダースタイルはカメラバッグへの収納もスムーズ。
“Compact”がコンセプトのシリーズ故にカスタムキーやマルチセレクターなど物理キーはα7III / α7IV等と比べ減少したものの、ソフト側の進化でほとんどカバー出来ていますね。
特にタッチパネル操作は積極的に取り入れるべき機能で
撮影時に画面左右スワイプで表示される「タッチ機能アイコン」はカスタムキーやFnメニュー割り当てのフォローとして非常に有効。
【ILCE-7CM2 チュートリアル:タッチ機能アイコンを使う】
EVFのスペックは従来のα7Cから改良され性能向上している。
パネルサイズ | ドット数 | 倍率 | |
α7III | 0.5型 | 約236万 | 約0.78倍 |
α7C | 0.39型 | 約236万 | 約0.59倍 |
α7CII | 0.39型 | 約236万 | 約0.7倍 |
倍率はα7IIIよりも下がったが輝度はα7RVと同等になっているそうで遅延も特に感じない。決して高揚感のある見え心地ではないが、ボディサイズ比からすれば十分合格ラインでしょう。
個人的にはEVF撮影の頻度が下がっていたのでEVF性能が購入検討の最重要ポイントにはなりませんでしたね。
またアイカップは用意されておらずアイピース周りに装着出来る形状もありません。何故ここは同じスタイルでアイカップ着脱可のα6000シリーズと差別化したのか。
一応サード製のアイカップも販売されてますが今の所は不要。何か妙にデカく見えますし。
バリアングル液晶は個人的に全く抵抗感なく使えます。縦構図にも対応出来るのでチルト液晶より便利なんです。
フラッグシップ機 Canon EOS R1でさえバリアングルな所を見ると避けようのない時流ですね。早い内に慣れた方が得策です。
ちなみに背面液晶は保護フィルムではなくキタムラに持ち込んでガラスコーティングにしてみました。約2ナノメートルの厚みで本当に塗った?て疑うほど変化がない笑
「TECHART LM-EA9+ミノルタ M-ROKKOR 40mm F2」を装着。
公式の動作確認済みボディリストまだ掲載されていない?ような状況ですが、AFは特に不具合なく動作しています(使用は自己責任で)
レンジファインダー用レンズを装着したこのスタイルは非常にコンパクトで機動性抜群。もしこれでライカMかニコンZ並のセンサーガラス厚だったらオールドレンズ最強ボディなんですがね。
※追記:2024/9に改良型の「LM-EA9 MarkII」が発売されました。
更なるAF性能の向上に加え、電子接点部分の形状も変更され対応機種にα7RV、α7CII、α7CR、α9IIIが追加されました。
これにより旧LM-EA9はα7CIIには非推奨であることが事実となっています。電子接点同士の接触トラブルは怖いので使用は控えておこうかと思います。
小指余り対策としてボトムマウントプレート「SmallRig SR4439」も同時購入しました。
ブラック/シルバーの2色展開で今回は差し色としてシルバーを選択。
プレート本体は「約68g」の軽量でありながら細部までの精度質感も上出来。
装着時のガタ付きはなく着脱用のミニレンチはマグネットで底部に収納可能、バッテリー蓋の開閉を妨げないヒンジアームなど良く考えられています。
玉石混交の中華メーカーの中でもSmallRigは国内カメラ店や家電量販店などとも取引している大手メーカーなので安心感がありますね。これは常時付けっぱなしでも良さそうです。
まとめ
個人的には至極順当な買い替えになったと思っています。順当過ぎて大きな感動もないのですけどね笑
早速撮影に持ち出したい所だが連日の猛暑続きで全く写欲も湧かず、カスタム設定を煮詰める作業に時間を割いています。クリエイティブルックのカスタムも面白いですね。
室内の試し撮り程度でもAiプロセッシングのAF性能はとんでもない威力だと実感出来ますね。こうなるとこのAF性能を存分に発揮出来るEマウントレンズが…などと邪な考えが…笑
まあ今後使い続けていれば何らかの不満点も出てきそうだが、過去記事のα7IIIに感じた不満点はほぼ改善出来ているので劣ることはないでしょう。
以上、SONY α7CIIのミニレビューでした。
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