【Canon 50mm F1.4 II (L39)】のフィルム実写レビュー
ネガフィルムで味わう国産ノンライツの標準レンズ
ボディ:ZEISS IKON ZM
使用フィルム:Kodak ColorPlus 200
NIKON ES-2でデジタイズ後、Lightroom+Negative Lab Proで書き出し
レンズ外観レビューは以下
Canon 50mm F1.4 II (L39) 外観レビュー
以前にZEISS IKON ZMが光漏れを起こしてしまった 実写レビュー を書きましたが、その後コシナに点検に出したところボディに問題は確認出来なかったと報告。
そして今回撮影したフィルムに光漏れは発生しなかった。
憶測でしかないが前回使用した中国製フィルム「上海申光400」のパトローネとフィルム室との微妙なサイズ差の相性が悪かったんじゃないかなと一応考えてます。
印象的なブルーの発色が際立っています。まぁ安価なネガなので“コダックブルー”とは関係ないと思いますがね。
露出オーバーのため少し絞ったことで水面の玉ボケが角張っていますね。
今回はレンズフードを付け忘れてしまったがフレアやゴーストが出るようなことはなかった。強い逆光を避けていたのもありますが年代的には優秀なんじゃないでしょうか。
レンジファインダーの視界はパンフォーカスなのでボケ具合の確認は出来ない。
レンズの被写界深度をイメージしつつ構図を考えることになるが、普段ミラーレスでMF単焦点を使っていると感覚が身に付いているのか戸惑いはなく撮影出来ている。
フィルムで使うレンズは事前にデジタルで試し撮りしておけば、絞りごとの描写変化やボケの質などの個性も把握出来るので便利だ。
お昼寝中に失礼。
とてもフレンドリーな猫ちゃん。足元にすり寄ってきて中々撮れませんでしたが距離が離れた隙に一枚。
絞り開放でSSは1/60秒くらい。手ブレも止む無しと思ったが案外大丈夫でした。
日没後も街灯りに露出を合わせればISO200のフィルムでも大丈夫そうです。
まとめ
フィルムで使う限りでは中々堅実な写りですね。大口径レンズらしい太めの鏡胴で操作性にも優れてます。
日中では絞ることが多く最短撮影距離が1mであることから、ボケやゴーストを狙ったオールドレンズ遊び的な撮り方は難しいだろうけど、
そうしたい場合はミラーレスに装着すれば望み通りになる。
流石にズミルックスと比肩するようなレンズとは思わないけど、国産ノンライツの大口径標準としては光学性能とコスパも合わせてハズレのない優等生でしょうね。
以上【Canon 50mm F1.4 II (L39)】のフィルム実写レビューでした。
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