RICOH GR1sのフィルム作例
“銀塩GR”のスナップシューターで試し撮り
使用フィルム:FUJICOLOR SUPERIA X-TRA400

今回のフィルム作例はだいぶ前に撮ったものです。このブログで載せている中で一番古いネガかも。
カメラは高級コンパクト【RICOH GR1s】です。今でも人気は高いですね。
しかしとっくに手放しています。格安で入手したけどフィルムGRにはあまり惹かれなくて、売却前の動作確認の為にフィルム1本だけ撮ったのみでした。
この頃からフィルムカメラの再ブームで相場が高騰し始めていた時期だったと思います。
フィルムそのものはまだまだ安価で確か1本500円程度で買えましたからね。フィルムにチャレンジするハードルが本当に低かった。


このネガをデジタル化したのもかなり以前で当時はデジタイズの要領も掴めておらず詰めの甘い処理があります。
それでもLightroomのプラグインNegative Lab Proで再編集すれば悪くないレベルには持ち直したと思います。


フィルムGRシリーズにはいくつか特有の持病があり、代表的な物が上部液晶の表示不良です。
これが発生するとフィルムカウンターの表示に欠けが出たり完全消失したりする。
この個体は液晶表示に問題なくラッキーだったのを思い出しました笑

もう一つの持病がファインダー内のブライトフレームなどの表示不良。
原因としては上部液晶と共にフレキケーブルの劣化断線のようです。これ前身のリコーR1と同じ症状を引き継いでしまっているんですよね。
あとは基本的なシャッターや巻き上げモーター、レンズの沈胴動作とかの不調もあるそうなので耐久寿命はイメージより長くないカメラと考えた方が良いかも。少なくとも国内で修理可能な業者もなさそうです。
…と思って何気なく調べると非純正のフレキケーブル修理部品が販売されているようですね。アリエクだと液晶部品もありました。もちろん分解やはんだ付けの技術は必須です。



超薄型のボディに搭載されたGR LENS 28mm F2.8は「一眼レフ並み」「プロが仕事で使える」など非常に高く評価され今に続くGR伝説を築いた訳ですね。
後にL39マウントで単体レンズ化され限定販売されました。何やらこれも持病ありでバルサム切れのクモリ個体が多いらしいです。

まとめ
個人的に特に思い入れもなく手放したカメラなので、申し訳ないけど描写に関しては何も伝えられることはありません笑
またGRの美点である超薄型ボディがどうにもマッチせず、もっとフィルムカメラらしいクラシックなボディで撮りたいなと言う当時の印象が記憶の中にありましたね。
以上、RICOH GR1sのフィルム作例でした。
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