α7IIIの動物瞳AFを奈良公園の鹿たちで試してみました。
α7IIIは鹿の瞳を捉えられるか?
さて、過去の撮影では、猫に対して抜群のパフォーマンスを見せた動物瞳AFでしたが大きさも顔付きも違う鹿の場合では如何に…?
まぁモッタイ付けるほどの話題でもないので結果から言いますが、
鹿に対する瞳の検出率は感覚として『30%以下』だった。
ハァ~ガッカリ 残念!使いモンにならん!!
…と思いきやトンデモない。実写結果は非常に満足で、そもそも鹿に動物瞳AFってそれほど必要なかったのでは?とさえ感じるほど歩留まりは良好。
α7IIIのAF性能ってホントに優秀なんだと再認識した。
以下で実写レビュー
レンズ:SIGMA MC-11+Canon EF200mm F2.8L II USM
AF-C 連続撮影 Lo:約3コマ/秒
Adobe LightroomでRAW現像 レンズ補正は周辺減光以外を適用

夏毛の鹿の子模様が新緑に映える。

これは左の牡鹿に瞳AF枠が出ていました。手前の鼻先が少しボケているのが分かるかと。隣の鹿も位置が良かったので被写界深度内に入っている。

玉ボケがイイ感じに。
上の写真では瞳は検出しなかった。“顔正面~斜め” だと検出率が比較的高く、横顔では気まぐれに一瞬出たりもするが、それでAF動作が不安定になることはない。

フォーカスエリアは「ゾーン」でおおまかに合わせた。ピントのピークは目と鼻の間、鼻筋辺りだが、瞳も被写界深度内に一応入っている。
通常のAF-C撮影でもこのくらいのAF精度が出るので、よほどシビアにならない限り問題にはならないと思う。

草を食べてたりして顔を伏せている時は瞳AFはほとんど作動しなかった。



おやすみ。。スヤァ。。。

個人的には芝生広場よりも春日大社の参道にいる鹿の方が野生らしい写真が撮れてオススメ。
しかし日陰が多くISOが結構上がりがちで、フルサイズの高感度耐性に助けられた。


なんか証明写真みたい笑
これもピントは鼻先ではなく瞳を捉えています。
やはり正面顔だと顔の長さが抑えられるので検出率が上がる。
瞳を検出する前に顔であることを認識しないといけないから、瞳と鼻の位置関係がポイントなんだろうか。


ほんと色んな所の草食べてるね。

まつ毛が長い!
まとめ
瞳を検出しないからシャッター切ることを諦めた。なんてことは一切なく、ストレスフリーで撮影出来た。個人的には瞳AFよりも鹿を上手く撮れるようになりたい笑
「EF200mm F2.8L II USM」は古いEFレンズだけど描写性能は流石Lレンズです。マウントコンバーター MC-11との動作相性も良いので信頼して使える。中古が安くてコスパも◎
今のところ動物瞳AFの本命はやっぱり猫かな。精度は今でも十分だけどファームアップデートされると嬉しいね。
以上、α7IIIと鹿の動物瞳AFレビューでした。
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