【Leica】ELMARIT-R 35mm F2.8 Type II 外観レビュー

ライカRマウントの準広角単焦点【LEITZ WETZLAR ELMARIT-R 35mm F2.8 Type II】の外観レビュー

 

エルマリートR35mmはコンパクト&ヘビーなレンズ

Leica Elmarit-R 35mm F2.8

【ELMARIT-R 35mm F2.8】はライカRシステムの中でコストパフォーマンスに優れた準広角レンズとしてラインアップされていた。

35mmの上位レンズにはF2のSUMMICRON-Rがあり、しばらくしてF1.4のSUMMILUX-Rも登場した。

ライカR自体があまり大きく語られないが、その中においても存在感は薄く市場相場も特に波がありません。コンディションにもよりますが、平均的に同スペックの「Samyang 35mm F2.8 FE」と同じ3万円台でしょうか。

いくら総じて安値のライカRとは言え、エルマリートがサムヤンと同等の相場ってのも悲しいもんですねぇ。

しかしサムヤンのこのレンズはとにかく軽くてコンパクト。巷の評判も上々で何よりEマウント設計なので試してみようかと考えてたら、こっちのエルマリート35mmに巡り合うことが出来た。

入手した個体のシリアルナンバーを照合すると1973年製造の前期ロットのようだ。年代の割にはキレイに保たれており何も問題はなく使える。

マウントライカR
レンズ構成6群7枚
絞り枚数6枚
最短撮影距離0.3m
フィルター径48mm
全長×最大径45.5×62.8mm※
重量300g※
※明確なデータがなかったので当ブログの実測値です。

TypeI~IIIまでは鏡胴デザインやフィルター径などがその都度変更されている。IIIにのみ内蔵フードあり。

レンズ構成はTypeIから変更がありTypeII、IIIはほぼ同一の構成を採用しているようだ。

Leica Elmarit-R 35mm F2.8α7IIIに装着するとこんな感じのサイズ感。
一般的な50mm単を付けた時よりコンパクトでスマートな印象ですが、実際に手に持つと想像以上にズッシリとくる。このレンズは見た目に反して「300g」とやたら重い。

このスペックのレンズは当時どのメーカーもだいたい200g前後と軽量に作られており、機動性の高さも売りにしていた。

一体、何をどう設計したらこんな鉄の塊のような鏡胴になるのか

これが妥協なきライカ技巧の賜物なのか。
もし“重いほど高級”と言うような発想で当時、破竹の勢いだった日本製一眼レフとの差別化を図ろうとしていたならば感心は出来ない。

まぁライカだから許される感は確かにあると思うけど。

Leica Elmarit-R 35mm F2.8ピントリングは細めで指先だけで操作する感じ。しかし動きは滑らかなので不都合はない。

最短撮影距離の指標は「0.3m」ですが、ピントリングはそれを少し通り過ぎて回る。

この状態で0.3mの距離だと思っていたが、改めて確認したところ「0.28m」まで接写できた。

0.3mで合焦する距離は0.3mの指標がピッタリ中央に来るので、アダプター等の不具合でもないようです。これは新たな発見だ。

絞りリングは中間クリックあり。

レンズ先端にあるピンは専用キャップとレンズフードの取り付けピンです。ライカはフード単品でもかなり高く付くので深入りは禁物。

Leica Elmarit-R 35mm F2.8レトロフォーカス型で絞り羽根が見えづらいですが枚数は「6枚」で角の緩い6角形です。

コーティングはオールドライカらしいパープル系

フィルター径はライカ独自規格の「48mm」
TypeIが「43.5mm」 TypeIIIが「55mm」ライカって純正フィルターが【シリーズ〇〇】って表記だから分かりづらいんですよね。

Leica Elmarit-R 35mm F2.8背面には製造国を示す「LENS MADE IN GERMANY」の彫刻。

Leica Elmarit-R 35mm F2.8マウント側のボディに絞り値を伝えるカムタイプは2カム。後期ロットは3カムもあるようです。

ミラーレスで使うならどれでもOK。

Leica Elmarit-R 35mm F2.8「TECHART LM-EA7」+「K&F CONCEPT L/R-L/M」でAF化も可能。

重いレンズだけどLM-EA7の重量制限内に収まるし、周辺のフォーカスエリアでもピントが合いやすい。なかなか相性が良い組み合わせです。

 

まとめ

35mm F2.8なんていくらでも変わりのレンズがある凡庸なスペック。

特段称賛する評価もなければ、こき下ろされることもないライカファンもスルー気味の地味な広角レンズですが、コレが使ってみると分かる明確な個性があります。

とにかく「硬調で線が太め」の力強い画になり、少なくともオールドレンズらしい柔らかさはほとんど感じない。

テストチャート的な撮り方だと色々と粗が見えてくるかと思いますが、スナップなどで使えば、ひと味違う雰囲気は出せるんじゃないかなと思いますね。

以上【ELMARIT 35mm F2.8 TypeII】の外観レビューでした。

【Leica】ELMARIT-R 35mm F2.8 Type II 実写レビュー


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