ホームメーカー別Leica【LEICA M10-R】ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM 実写レビュー

【LEICA M10-R】ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM 実写レビュー

ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZMのデジタル実写レビュー

小粒でピリリと辛い高解像ビオゴン35mm

ボディ:LEICA M10-R
JPEG設定:デフォルト・レンズ補正なし

ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM

今回の作例はライカM10-Rの慣らし運転みたいなもので、お気軽にJPEG撮影してみました。

ただ完全なJPEG撮って出しではなく、Lightroomでのリサイズと同時にほんの少しだけ微調整加えています。

ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM

C Biogon35mm F2.8はそのコンパクトな鏡胴サイズをはじめ操作性や描写性能など凡そ欠点なしと思えるくらい使い勝手の良い優等生レンズ。

絞り開放から中心は非常にシャープ。加えてビオゴン/対称型設計の特性でもある周辺光量落ちが作例のような軽いスナップ写真でも画面が引き締まり力強い印象を与えてくれる。

ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM

ただ以前フィルムで撮った時よりも周辺光量落ちが大きい印象があり、絞り込んでも完全解消はしない。

【フィルム作例】ZEISS IKON ZM×C Biogon T*35mm F2.8 ZM

元々フィルム用設計なのでデジタル使用時にはテレセン性の影響があるかも知れませんね。

とは言えα7IIIで使った時により顕著な問題だった周辺画質の劣化は発生せずしっかり解像します。

まあ個人的にはこのままで全く問題なしですがRAW現像で後からレンズ補正を適用することは容易です。

ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM

ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM
ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM

M10-RのJPEG設定は彩度・コントラスト・シャープのそれぞれが三段階のレベルに変更出来るのみ。日本メーカーと比べるとカスタム要素は低く本当に必要最低限でむしろ潔いと捉えておきます笑

実際どのような画像処理をしているか不明だが、フルサイズと言えど過信すると白とび/黒つぶれは発生しやすい印象で階調補正のような処理はないかも。ホワイトバランスはオートで十分安定しています。

ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM

ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM

ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM

デジタルライカMは装着するレンズに関わらず測光時から概算したF値をEXIFに記録してくれる機能がある。

普段ミラーレスでオールドレンズを使っていればこの機能の凄さは十分伝わると思うが、実際に体験してみるとあくまで補助的な情報として参考にするのがベターだと感じる。

今回のF2.8レンズでもF1.2、F1.7、F2.4など記録されたカットがあった。この辺の数字は全て開放絞りの設定でしょうし、絞り込んだカットもそれなりに判別可能なので情報が全く無いよりかはマシですね。

純正の6bitコード付きレンズなら多少精度は上がるのかな?

ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM

ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM
ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM
ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM

まだ慣れ切っていないレンジファインダーだと水平ズレの構図連発で全然ダメじゃん…と反省させられる。

グリットや電子水準器の表示が自在のミラーレスに頼り過ぎたせいもあるが、撮影の基本を思い出させられる所が割とありますね。

ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM
ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM

ライブビューを使ったのは腕を伸ばして撮った鯉池の時くらいかな。多用するとバッテリー消費が激しくなりますし、ライカM=レンジファインダーの心情からあまり頼りたくない気持ちがありますね。

ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM

まとめ

元々はフィルムRFのZEISS IKON ZM用に購入したレンズだったので出番は少なく、持ち腐れ感の否めない存在だったがM10-R導入を機に常用クラスにまで昇格。

コシナ発売のMマウント35mmはZEISS、Voigtlander共に多数ラインナップされ新しいものはデジタル専用設計で信頼性は確実でしょうけど、2008年発売のこのレンズもM10-Rの高画素にも対応出来る高い実力を持っています。

海外レビューなどでもコスパに優れたMマウント35mmとしてオススメによく挙がってますね。大口径ではありませんが小粒でピリリを実直に体現していると思いますよ。

以上【ZEISS C Biogon T*35mm F2.8 ZM】の実写レビューでした。


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