ホームアクセサリーLEICA M10-Rに使うアクセサリーのレビュー その2

LEICA M10-Rに使うアクセサリーのレビュー その2

ライカM10-Rに追加購入したアクセサリー

以前にレビューした“ライカM10-R用のアクセサリー群”に続いて、その後に追加で購入したものをレビューします。

純正ハンドグリップ

LEICA ハンドグリップ 24018

ボディ保護およびホールド性向上にはレザーのハーフケースを使っていましたが、新たに純正品の【ライカM10用ハンドグリップ ブラック 24018】を追加。

材質はアルミニウム製で重量は「約100g」
ハンドグリップと交換する標準の真鍮製ベースプレートは「約46g」でした。

ハンドグリップ装着後は底部の厚みが増しおよそ7mm程度全高が増えます。

LEICA ハンドグリップ 24018

装着はボディ側の三脚ネジ穴に固定するので強度は確実です。ただしバッテリー、SDカード交換時の度に着脱作業が必要なのはベースプレートと同じです。

ハンドグリップ底には代替の三脚穴がありますが構造上レンズの光軸上からはズレています。

グリップ脇にあるネジ穴は別売のフィンガーループを装着するためのもの。

LEICA ハンドグリップ 24018

ハンドグリップ内側も物の良さを感じさせる精工な作り。

製造国は「MADE IN PORTUGAL」となっています。

LEICA ハンドグリップ 24018

ボディ背面側のサムレストと組み合わせるとホールド性能は最高レベルに到達します。

大口径のフロントヘビーなレンズや望遠レンズ使用時には非常に頼もしいアクセサリーとなりますが、

小型レンズなどの組み合わせ次第では装備過剰と言うかアンバランスになることもあるのでハンドグリップの使用はケースバイケースかなと思いますね。

EVF / ビゾフレックス Typ020

LEICA ビゾフレックス Typ020

こちらは外付け電子ビューフィンダー【ビゾフレックスTyp020】です。

ライカMにEVFを付ける抵抗感は今もありますが以下のようなレンズを使いたい場合には効果的なアクセサリーとなります。

  • 距離計とピントずれのあるレンズ
  • 距離計で絞り開放でのフォーカスが難しい大口径レンズ
  • OVFのブライトフレーム範囲外の広角レンズ

まあ必要に迫られて購入した訳でもなく「そこそこ安かったから」だけなんです。その後は相場がやや高騰気味になったのでタイミングとしてはベストでしたね。

スペックは表示画素数「約240万ドット」視度調節機能あり
GPS搭載で位置情報の記録も可能です。

LEICA ビゾフレックス Typ020

ボディに装着した姿は個人的にギリギリ許容できる美観です。シルバーボディに付けた場合よりは調和しているかも。

EVFはホットシューに差し込むのでサムレストとの併用はできません。

後継のビゾフレックス2は四角い箱型になりM10シリーズでも使用可能ですが表示画質に制限が起きます「370万ドット⇒240万ドット」+「ファインダー倍率の低下」

デジカメWatch:ライカM10シリーズの最新ファームウェアが公開。ライカM11用の「ビゾフレックス2」に対応

後々M11シリーズにステップアップするなら先行投資としてビゾフレックス2を選ぶのもありかも知れませんね。しかし一部では外装強度や気密性などの問題が報告されてもいます。

LEICA ビゾフレックス Typ020

EVFは最大で垂直方向までアングル調節可能。ローポジションなどでも楽な姿勢で撮影できます。

また個体差も若干あると思いますが可動部のロックはやや硬くヒンジの作りもあまり頑丈そうに見えないのでラフな扱いは避けた方が良いでしょう。

LEICA ビゾフレックス Typ020

肝心なEVFの見え心地としては自身の経験から言うと「初代α7並み」だと感じました。

発売は2014年なので昨今のミラーレスと比べるような代物ではないものの、ライカMのような撮影スタイルであれば十分実用レベルとして使えますね。

注意点としてEVF使用時はライブビューモードにする必要があるためバッテリー消費が目に見えて早くなりますし、電子先幕シャッターがないためシャッターのレスポンスもOVF時と比べワンテンポ遅くなります。


実はビゾフレックスTyp020の購入は2回目なんです。

最初に購入した方はアイピースのラバー部分が経年劣化による亀裂とベタつきの加水分解を起こしていました。シリアルナンバーから推察するに比較的古いロットでした。

このアイピースだけでも部品交換出来ないかライカジャパンへ問い合わせをした所「生産終了品につき修理対応は不可」と返信があり諦めて売却。今所有の2個目は何ら不具合はありません。

ビゾフレックスTyp020は部材の経年劣化だけでなく装着ボディとの相性次第でEVFが正常作動しない場合もあるらしいので、流通が中古のみかつ修理不可の現状として購入ルート次第ではリスクはあると考えた方が良いかと思います。

ファインダー用保護フィルム

最後はボディ前面のファインダーと距離計のガラス窓を保護するフィルム。

必要不可欠とは感じませんでしたが安いので試しに買ってみました。

製品名はライカM10-R用として販売されていますが、実際はファインダー窓サイズが同一のM10/M11シリーズで問題なく適合するはずです。

ラインナップしているフィルムのタイプは4種類あります。

  • Crystal Shield(ベーシックタイプ)
  • 9H高硬度
  • 衝撃吸収
  • 抗菌 抗ウイルス

今回は最も表面硬度の高い9H高硬度タイプを選択しました。

そして下画像はフィルム貼り付け前後の比較写真です。

LEICA M10-R ファインダー保護フィルム
上:貼り付け前
下:貼り付け後

うーん…一目で分かるほど表面反射が増えてますね。

貼り付け前は鮮やかなパープルのコーティングでさえデザインの一部のようでしたがフィルム一枚で印象は変わるものですね。

まあこれは反射を目立つように撮影したもので実際の視界は特に違いは感じず普通に使えそうです。

ただ逆光下では若干コントラストの低下などあるかもしれません。

総合的にはファインダー窓の保護とトレードオフと考えれば安心感の方が優りそうです。むしろいつの間にかファインダー内に侵入したチリの方が気になりますので…

安価な導入コストで気に入らなければすぐに剥がせば良いお手軽なアクセサリーですね。

まとめ

ライカMは素のままで使われることが少ないであろうカメラでカスタムアクセサリーは純正・サードともに豊富に揃っています。

時間をかけて気になったものをちょいちょい買い足していくと結構な数になりました。

流石にもうこれ以上追加するようなことはないと思いますね。以上、ライカM10-R用のアクセサリーのレビューでした。





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