OLYMPUSの超広角レンズ【OM G.ZUIKO AUTO-W 21mm F3.5】の実写レビュー
機動力抜群の超広角単焦点で紅葉撮影
ボディ:SONY α7III
Adobe LightroomでRAW現像 レンズ補正なし
レンズ外観レビューは以下
【超コンパクト】OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-W 21mm F3.5 外観レビュー
今回このレンズと一緒に持ち出したのは
Eマウント用望遠ズーム「TAMRON 70-180mm F2.8 Di III VXD/A056」との2本で標準域の画角は切り捨てる撮り方をしてみた。
超広角は単に広いだけの景色や似た構図が多くなりがちなので、パースやアングルを変えて何枚も撮って試す。
暗めの開放F3.5でも奥行きのある背景なら十分なボケ量が得られる。ボケ味はやや二線ボケが出る傾向に見えるがクセはなく扱いやすい。
歪曲は目立たず少なくとも風景写真なら後補正の必要ない。
広角レンズの性能評価で必須となる周辺画質については、F11くらいまで絞っても四隅に甘さは残るようだ(この写真はF5.6程度)
とは言えデジタルで等倍確認すれば分かる程度でネガティブな印象はなく、非常にコンパクトな設計でこれだけ写れば余裕で合格。
オールドレンズなので周辺画質を気にするよりも、あまり絞り過ぎずに周辺光量落ちを残して撮る方がレンズの個性を楽しめると思う。
画面右上を拡大。ボケている紅葉は被写界深度に入っていない部分です。
葉っぱのフチにはパープルフリンジが出ている。それほど派手でもなく気になるなら後処理のフリンジ除去で対処可能。
EマウントボディならアダプターはLM-EA7でAF撮影も可能ですが超広角はMFでもピント合わせはとても楽。
LM-EA7はレンズとの相性で遠景のピント精度がイマイチになることもあるので決して万能ではない。
玉ボケは小粒ながらしっかり出せる。
この写真は28mmと言われればそう見えるような画角で、実際にこのレンズは「ブリージング/画角変動」が結構大きいです。小型設計の影響がここで出ているように思える。
まぁオールドレンズにブリージング性能を求めても仕方ないのですがねぇ。
まとめ
前々から手にしてみたかったレンズで実際の使い心地は期待通り。欲を言えば後期の黒枠マルチコート版が欲しかったけど。
デジタルでも十分な描写を確認出来たのでフィルム一眼レフのOM-1Nでも真っ先に試してみたいレンズですね。
その為にはさっさとモルトの貼り替えしないといけませんが笑
以上【OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-W 21mm F3.5】の実写レビューでした。
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