ホームメーカー別KONICA【デジタル作例】KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4 実写レビュー

【デジタル作例】KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4 実写レビュー

【KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4】のデジタル実写レビュー

ライカMマウント2焦点レンズで神戸を街ぶらスナップ

ボディ:LEICA M10-R
Adobe LightroomでRAW現像 レンズ補正なし

レンズ外観は以下リンク
【2焦点レンズ】KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4 外観レビュー

KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
21mm

今回は2焦点レンズの実写レビューと言うことで21mm/35mmの写真をバランス良く載せようと考えてましたが、結果として35mmが大半となってしまいましたね。

ライカMで撮るからにはレンジファインダーで使いやすい35mmの使用頻度が多くなり、ライブビューで撮る21mmはここぞと言うシーン以外は避けていたように思います。

写真は画像下に21mmの記載がないものは全て35mmです。

KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4

このレンズについて個人的に期待していた部分は、やはり2焦点に特化したレンズ設計であることからズームよりも単焦点に近い描写性能を持っているのではと言う期待感。

単純に等倍拡大した解像度に目を見張るものはなく開放はやや甘めで周辺まで均一にするなら2~3段絞る必要あり。

しかし絞り開放から高コントラストで色のりは鮮やか。階調再現に優れ全体のまとまりが良く湿度感のある写りが魅力となっている。

開放F値の暗さや歪曲などは単焦点に及ばないでしょうがオールドレンズと呼ぶにはまだ新しい21世紀のレンズなので総合的に安定した性能を持っています。

KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
21mm

左側の建物や葉っぱのエッジにフリンジや色収差は発生していない。10群11枚とズームレンズのような構成ですが良好に抑制されている。

KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4

実用時の操作性として35mmだと思っていたら21mm設定のまま撮り続けていた凡ミスもありました。

焦点距離を切替えてもレンズの全長は変わらず当然ファインダー内も変化しないので、鏡胴の切替えリングの位置確認は怠れない。

デジタルなら画像プレビューで直ぐに分かるでしょうけどフィルムだと気付くのが遅れてしまうかも。

KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
21mm

21mm/35mmの画質差は35mmの方が安定的、21mmはボケも期待出来ませんし絞れるなら絞ってパンフォーカスで撮った方が良いと思う。

また21mmの時は後玉がよりセンサーに接近する(バックフォーカスが短くなる)のでテレセン特性の影響か周辺に若干シアン系の色被りが出ているように見える。

とは言え後補正が必要な程でもなくフィルム時代の超広角ならこの程度は問題になりません。

KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4
21mm

まとめ

現時点の評価としては「嗜好性のある贅沢なトラベラーレンズ」と言った感じで、正直今回は35mm単焦点でも撮りたいものは十分撮れただろうなと言う感想ですね。

とは言えMマウントでレンズ交換なしに画角変更できる特別な体験が味わえるレンズは他にライカ純正の3焦点トリエルマーしかありませんし表現の幅が広がるのは確かである。

描写性能も個人的にMマウントに求めるものとしては十分。決してミラーレス用の最新広角ズームなどと比べてはいけない笑

まあ生産800本の限定品と言うこともあり実用レンズよりコレクション的要素の方が強いと思うので、本当に欲しい人しか手に取ることはないんじゃないでしょうかね。

今回よりも前にフィルムで撮って放置してた写真もあるので結果が良ければ載せてみようかと思います。

以上【KONICA M-HEXANON DUAL 21-35mm F3.4-4】のデジタル実写レビューでした。





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